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# 寝る前に

 遠視が進み、本が読みづらくなってきた。
 私は、スマホに、聞く読書アプリを入れた。
 今は、歴史に興味がある。

 先日、『知略を養う 戦争と外国の世界史(著者:出口 治明)』の読書アプリを聞いた。
 筆者は、『人間の歴史は、戦争の歴史と言っても過言ではない。その戦争を止めるために、そして防ぐために、外交という手段を駆使してきた。
 戦争と外交の歴史を紐解くことで、私たちの生きている日々で繰り返される、「ケンカや仲直り」等の、解決への糸口を見つけることができる可能性がある。』と、述べている。

 私は高校時代、世界史での大学入試を選択した。
 スマホからは、時々私の知っている、年号歴史上の出来事人物地名などを聴くことができる。
 スマホを聞きながら、歴史上の出来事や戦争に、そんな歴史的背景があったのかとか、そんな宗教的な対立があったのかとか、そのような民族的な対立があったのかとかがわかり、深く納得し、理解できたような気がする。

 最近、『民族と文明で読み解く大アジア史(著者:宇山 拓栄)』の読書アプリを聞いた。
 この本では、中国の古代文明としての、長江文明についても詳しく書かれていた。長江文明について、私は、このスマホで初めて知ることができた。さらに、長江文明の研究が、最新の科学技術を駆使して、近年目覚しい進歩を遂げていることにも驚いた。
 私は、「中国での古代文明は、黄河文明であること。そして、黄河文明は、世界四大文明の一つであること。」と、学習し、覚えていた。その私の歴史的知識に、上書きが必要となってきた。

 高校生の時、丸暗記をしていた歴史上の出来事の真相が、今になって、深くわかり始めてきた。
 しかし私は、高校の時の丸暗記が、ダメだったとも思わない。高校の時に暗記した記憶の点があったので、今は、記憶の点と点がつながって、深く歴史を理解することができるようになってきたのだと思っている。
 また私は、スマホから、近年の歴史研究の成果を取り入れた、新しい歴史観を聞くことができた。これは驚きだった。そして、とても新鮮な気持ちになった。

 私は、スマホを聞いている。と、高校の世界史のテストの前を思い出す。年号や、歴史的な用語や人物等を暗記したこと。教科書や、参考書に赤いボールペンでアンダーラインをひいたこと。友達と、クイズ形式で勉強したこと等々。
 そして、その時の思い出が、私によみがえってくる。私は今、歴史を通して、自分の学生の時を再体験している。

 スリープタイマーをセットすると、いつも、いつの間にか私は、心地よく寝てしまっている。

これからも私は、何回も楽しく、懐かしく、歴史の話を聞こうと決めている。 
 
 @自分

#今こそ学びたいこと

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