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#297 同窓会への参加

 大学の同窓会に参加した。創部65周年をかねての同窓会だった。85歳を超える先輩も参加していた。私は同級生と最寄りの駅で待ち合わせ、徒歩で大学に行った。大学の正門から見る風景は、学生の時と変わらなかった。

 大学のホールに、たくさんの同窓生が集まった。関東からも、中国四国地方からの参加者もいた。司会の人が物故者の名前を言って、私たちは黙とうした。知っている人の名前を聞くと、学生の頃の姿を思い出した。

 いろいろな人とあいさつをしたが、私たちの大学の時の仲間と話をする機会が多かった。

 私たちの仲間は、すでに定年退職をして年金生活をしている。地域のボランティアをしている友達も多い。がんや心臓の手術を受けた人も参加していた。日常の生活のこと、年金のこと、病気と健康づくりについての話題が多かった。

 立食形式での2時間の同窓会の最後に校歌をうたい同窓会は終わった。ロビーで、先輩や後輩と再会を誓い私たちは三々五々大学をあとにした。

 今回の同窓会では、椅子に腰かけて話し込んでいる先輩たちもいた。これが最後の同窓会と思ってきた人もいるだろう。

 大きな病気や、家族等の大きな問題を抱えていない自分は、楽しく参加することができた。そして、『参加できた今の自分』のことを見詰める同窓会となった。
 

 

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