フィルムで撮る
フィルムで撮った写真、すごく好きなんです。
本当はZ8で撮った写真よりも好きなんです。(どっちも好きですが)
特に中盤。中盤フィルムで撮った写真は独特な空気感があります。
特にこのRolleiflexで撮る時には上からスクリーンを覗くので、またファインダーを除く時と全く感覚が異なるのです。
スクリーンにはカメラが見ている景色が、まるで映画を見ているかのように投影されて、それをシャッターで記憶する。
そんな感覚なのです。
もちろん35mmも良く使います。
Rollei35というカメラを主に使っています。
今から考えれば海外はどこでも画になって、なかなかチートでしたね…
なぜこんなに海外の写真が多いのかはまた別の機会にお話します。
自分にとってフィルムで撮ることはRollei35をよく使うということもあって、綺麗に普通に写真を撮るということがまず難しいです。
でもまず露出計で測って、シャッタースピードと絞りどっちを優先しようかなーって考えて、何となく被写体との距離感考えて、ピントを回す。
いいなって思った被写体を見つけてからするこの一連の作業が好きなんですよね。
そして撮りたいと思っていたところにピントが来ていると、それだけでよっしゃ!ってなるわけです。
またRollei35はどう撮れているのか、細かいところは現像してからでないと確認することが出来ません。
そういった曖昧な部分も偶然性があって面白いなって思っています。
また、現像後のフィルムをファイリングしてコレクションしていくのも、データをSSDやHDDに保存していくよりも集めてる感があって好きなんです。
特にリバーサルフィルムで撮った時には撮れた写真と同じ色の写真たちがずらーっとフィルムに並ぶので、本当に景色を集めている気分になれます。
いい写真が撮れていなくても、その撮った時の記憶と写真は残る。
そして見るたびに思い出す。
それはデジタルも同じだとは思いますが、デジタルよりも1枚の写真を撮るのに手がかかるので、よりどんなシチュエーションで撮ったのかということを覚えているんですよね。
その撮影をするまでの手間を楽しむ。それがフィルムの何よりの魅力だと思います。
きっとその手間をかけて撮ることは、デジタルで撮るときにも沢山いい影響があると思います。
この解像度もあまり高くなくて、淡い色合いなのがぼんやりと記憶を思い出してるみたいでいいんですかね。
心に訴えかけてくるものが、簡単キレイなデジタルよりもある気がします。
最近はフィルム代も高くなり、現像代もかかるしで何かとお金がかかってしまうフィルム写真ですが、これからもゆるりとフィルムで撮っていきたいと思っているところです。
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