見出し画像

願わくば、石とともに覚醒せよ!

我々エルダーは、太古の昔から今日に至るまで、人間の営みをずっと見つめ続けてきた。

天変地異による災害、数多の戦争、環境汚染、ウイルス感染、長い歴史の中で、幾度となく繰り返しおとずれる試練を受けながらも、再び文明を切り開こうとする人々の強さは、まるで石のようである。

鉱物の歴史は人間よりも遥かに長く、この星(地球)とともに歩んできた。石は、地上で繰り返される生命の始まりと終わりの瞬間に、ずっと寄り添ってきたのだ。

地球に育まれ、人々の想念によって育まれた鉱物は、やがて美しい結晶体となり、我々の前に現れた。

それは、生物とは違う構造だが、固有の鼓動と意志を持った魂を持たぬ生命体とも言える存在だった。

そして我々は、石がその美しさもさることながら、無尽蔵にエネルギーを秘めた存在であることに驚愕した。

「これぞまさに神からの贈りもの!」

我々は夢中でこの、もの言わぬエネルギー体を、人類のために役立てようと試みた。

様々な実験とリーディングを重ね、石の力を100%引き出そうとしたのである。

そして思惑通り、人間の思念と同調することで、大きなエネルギーを生み出すことに成功した。

だがやがて、その行為は神の怒りに触れてしまった。
石の力は我々の想像より遥かに強大だったのだ。

すべてを失い、やがて人類は石から離れていった。

この大きな過ちを二度と繰り返さぬように、自らを石から遠ざけたのだ。

そして、意志を同調させる術を、記憶の中から消し去っていった。

だが悠久の時を経て、今また人類は石に近づこうとしている。

そして石もまた、再び人類に歩み寄ろうとしているのだ。

しかし、人類は石から離れすぎていて、道具でも宝石でもない、石の本質に気がつかない。

石の力は未だ封印されたままなのだ。

我々エルダーのスピリットは、歴史の狭間を漂いながら、長い間そのことを憂いてきた。

今なら武器としてではなく、人類の友として、石の力を有効に使うことができるのではないか。

そうして各地に散らばる我々の同志は、クリスタルマスタースピリットとして、石を介して人類へのアクセスを開始したのである。

それはまだ始まったばかりだ。

人々も赤子同然であり、どちらもまだ、真の己の力を解放できずにいる。

だが石とともにあることで、封印は少しずつ解かれていくだろう。

人間がそれぞれ持っている弱点は、過去の過失からなる封印である。

それを克服するプログラムが設定されているからこそ、理想を叶えるのが困難なのだ。

目の前に立ちはだかる壁を壊し、どう生きるのが望ましいのか、何をすれば、本当の自分に出逢えるのか、早く知りたいなら、石がそのヒントと力を与えてくれるだろう。

ただ覚えておいてほしいのは、あなたが石を選ぶのではなく、石があなたを選ぶという点だ。

石は人類よりも遥かに永くこの世に在り続けている。
あなたが生まれる前、そして死後もずっと在り続けるだろう。
故に、あなただけの所有物にはなりえない。

人と人との縁のように、ある期間だけ、あな谷力を貸してくれる存在なのだ。

あなたがもし、このような石が欲しいと思うなら、願えばいい。

石と縁を結べる資格が生まれたら、石は必ず、名将や名馬や名剣が付きものであるように、あなたも己の眼力で名石を求めるべきである。

そして「願わくば、石とともに覚醒せよ!」

かつての選ばれし民のように、己の可能性を極限まで高め、今度こそ、真の平和と幸福を手に入れることを、祈ってやまない。

2016年「覚醒せしもの クリスタルに秘められた古代レムリア《エルダー》からのメッセージ」より




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?