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Getting old is a gift(ジュマンジ:ネクストレベルより)

加齢も悪くない。

ここ数年オンライン漫画にオンライン小説に色々ハマっているんですが、感想を書くこと(小説)が多いです。誤字脱字報告とともに(そして自分も誤字ってる。。。あかん)

ネットが一般的になった頃、私は20代後半だったと思うのですが、面白いことに25歳(のあたり)は尖った人が多い!のです。あ、ネットだけでなく。どちらかというと現実の方で。

思うに25歳辺りって大人の入り口なんじゃないかと思います。もっと早くに社会人になった人は、もっと前になっているのかもしれないですが、大学院に行っても修士までは終わっているだろうし(ストレートで博士号は割と少ないと考え)、それまでに学んだことを活かそうが活かさまいが、社会に出てお金を稼ぎ独り立ちをしてる人がほぼ全員。大学出ても、社会人3年でやっと周りが見えてきた頃、だったり。そうすると絶対的に違いがあると思うんです。自分の足で立ってる!という。人生の転機も迎える人が多いだろうし。自分の意見が意味を成す、というか。会社では上司に叩かれても、会社外の社会では今までよりずっと一個人として取り扱われなれてきた頃。

私も25歳くらいから30歳くらいって一番尖ってた(もっと長いかな?)と思います。

チェッカーズが15のときにナイフみたいに尖っては、言ってますけど、10年遅れましたね(笑 (きっと知らない年代の方が多いねぇ)

それ以外にも年代ということに思うところはあるんですが、思うに、40代50代で見えることが、その下の年代に見えてないことは当然なんだなと気づいたんです。

だから、尖ってる若者に、尖ったってうんぬん、というのは野暮だし、思春期にそれは思春期だっていうのも野暮だし、2歳児にいやいや期を諭しても野暮であり無駄なんだなと。。。かえって、それをその時味わって、ちゃんと成長してください、ってことなんだなって。(若者の政治感だとか投票率の低さだとか、そういうことも全部、野暮!)

それがわかるって、加齢の素晴らしさかも

加齢って言えばね、『加齢』って言っちゃうお年頃になる人らはシワもシミも増え、関節もぎしるわ、中年太りするわ、夫は横で「年取るの最悪」って毎日言ってるし(ほんと毎日言ってるし)。若い頃は加齢なんて呼ばないもんね?

ジュマンジ、見たことありますか?新ジュマンジ2の最初の方で、「年取るなんて最悪だ。そうじゃないなんてことはありえない!」が口癖のダニー・デビートが登場します。

ただ映画の最後で、「Getting old.... is a GIFT(歳を取るというのは、プレゼントだな)」とポツリと言うんです。その時の表情がまた、いい。とてもあたたかい表情をしています。

これが沁みるんですよね。というのは、きっと自分もそう思っているんだろうなと。

アメリカはいつもそうだとは言えないけれど、優しい人(偽善を含む)が多いです。もう50歳に手が届くんですが、会社でも、自分が幼稚園児になった気分になるほど褒められる。。褒め殺しワールドか?!(苦笑)。見知らぬ人も「そのネイル(とか、服、化粧、まゆげなんてこともあった、財布、目につくものはなんでも)素敵ね!」なんて言ったりする。(「ありがとう」というと「どういたしまして!」と返ってくるのは未だに解せないけど(笑 褒めてくれなんて言ってねーよ!と思っちゃう私はまだ尖っておる。)

生まれも育ちも見たまんまアメリカンの夫も言う。わざわざ人のいいところを見つけて褒める。そうすると、相手の気分が良くなるから雰囲気が良くなって、自分が気持が良くなる(あわよくばいいサービスしてもらえる←すっげえ自己中だな笑)、という。まず褒められて怒る人は居ないだろう?って。

すごいな、って思うよね。←下心まで含め。あざとい?あくどい?笑

そんな中にもう日本に居た頃より長く居て私も影響されたのか、言わなくてもいい尖った言葉より、嘘はつかなくてもいいけど、ポジティブないい事はどんどん言ったりシェアしたらいいんじゃないかなって思うようになってきた。

これは、自分の居場所探しだったりとか、自分が正しい、認められたい、と思っていた20代、30代(そして多分40代前半も)には心から思えなかったことだと思う。

でも、20代30代でそれができる人って、ある意味もう悟っちゃってるのかも。。笑 それか、戦わなくても自分の居場所や承認がされている羨ましい人(あえて羨ましい!と言ってみる)。それとも、自分をそんなに若いうちから知っている才能ある人。

たぶん多くの人はそんな境地、40代なかば過ぎなきゃ無理じゃないかなぁ~~。

だから、今若い人たちは、不安でも悲しくても、いいよ!もうね、それ、普通だから!!これだけはね、時間が経たないと、経験積まないと、ほんっとたどり着けないから!って思う。ハイキングや山登りと一緒だね!だいっきらいだけどね(笑

でも、登ろうが登らまいが、加齢だけは勝手にやってくるんですよね。年重ねれば。ということは、Getting oldというGiftは、やっぱり、Oldにならなきゃ手に入らんわけで、手に入らんからと若いうちから落ち込まないでいいんだなと、今思う。

でも、落ち込むのが、それを探したいと思うのが、また若いうちの特権でもあって。

ただいつか、多くの人が、Getting old is a giftと思えるような、年の重ね方ができたらいいなと思います。

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