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奥尻島での生活が終わり、今ここから始まる

『奥尻島日記』では、北海道最西端の島である奥尻島(おくしりとう)で過ごした9泊10日のことを記録していきます。

奥尻島日記【~1日目】:奥尻島がどんな場所なのか、なぜ行くことになったのか
奥尻島日記【2日目】:ネイチャーガイドのお話や神威脇温泉
奥尻島日記【3日目】:奥尻島の魅力的な島民の方々との関わり、北海道南西沖地震
奥尻島日記【4・5日目】:アップサイクルと奥尻高校
奥尻島日記【6・7日目】:畑の開墾作業と穴釣り
奥尻島日記【8日目】:畑の開墾作業と奥尻ワイナリー見学

よろしければご覧ください!

いよいよ奥尻島での生活も1日と少し…!!
9日目は特に活動が決まっておらず、どんな風に過ごすのか各自で考えて過ごしました。10日目は朝早くにimacocoを出発して奥尻港へ…!

9日目

早朝散歩で北追岬へ

私は普段から散歩するのが好きで、奥尻に来てからも何度か朝早く起きて散歩に出ていました。
9日目はECOFFの女子メンバーでimacocoからも少し見えていて気になっていた北追岬まで散歩に行くことに!

北追岬の紹介

北追岬はimacocoと同じく奥尻島の西側にあります。


北追岬には「自然への敬意」や、「追悼」の意味が込められたモニュメントが数多くあり、全てを見て回るのはかなり時間がかかります。また、岩の下をくぐったりどこにたどり着くのか分からないような道もあって冒険気分…!

地図に頼らず道を選ぶ、とってもワクワクするお散歩ができました!

参考HP

暴風の中、再び散歩へ

お昼ご飯を食べた後、もう一回島の散策をしよう!と暴風の中先ほどの北追岬と逆方向へ。

水平線と色んな岩。

風は強かったですが空は綺麗な青空で、これまでの奥尻島での活動を振り返ったりimacocoファミリーのきいちゃんと追いかけっこしたりしながら屏風立岩があるあたりまでお散歩しました。

あまりの風の強さに短時間で帰ってきてしまいましたが…。
その後は最終日にimacocoファミリーに渡す色紙の仕上げをしたりimacocoの本棚にある気になった本を読んでみたり、ECOFFメンバーのさほが田舎か離島に移住をしたいと考えているらしく、そこから将来どうしたい?みたいな話しをしたり。

みんなで最後の晩餐!

この日の夜ご飯はECOFFメンバー、imacocoファミリー、これまでお世話になった奥尻島民の方々で食べることに。

この日も来て下さった方々が色んな料理をお裾分けして下さいました…!いつも当たり前のように「これ美味しいから食べて欲しくて!」と色んな食材や手料理を持ってきて下さいます。

所狭しと並んだ料理…どれも美味しかった!
手作りのシュークリーム!

凄く温かい世界だなと思うのと同時に、こういった人達と関わっているから自分も同じようにしようと思えるんだろうなぁと。どんな人と関わるかを選択することも自分の生き方を作る要素になるんだなと感じました。

そして、この晩餐に初めましての方が1名…。ゆうとさんが高校教師だったときの教え子で、数年前のECOFFで私たちと同じように奥尻島を訪れ、奥尻ワイナリーに感銘を受けて実際に奥尻ワイナリーに就職&奥尻島移住したじゅうぞうさん!!

とっても面白くて、初対面の私たちもすぐにじゅうぞうさんに引き込まれてしまいました。じゅうぞうさんが移住してきた初日が今回のECOFFメンバーの最後の活動日であったことにも運命を感じました。

ご飯を食べた後には、ゆうとさんがギターを弾きじゅうぞうさんが歌うという素敵な時間が流れました。
誰かがリクエストした曲を演奏してくれたり、2日目に神威脇温泉のお話をしてくれたまじまちゃんが歌ってくれたり。とってもほっこりする時間を過ごせました。

修了証の授与

ECOFFの活動はこの日が実質最終日であったため、各自修了証を受け取りました。ゆうとさんが全員の修了証にメッセージを書いてくれていました。
ECOFFメンバーのたつろーと一緒に奥尻港でゆうとさんと合流し、ゆうとさんの方から握手して下さった時に感じた「今から始まるんだ」という気持ちがまたよみがえった瞬間でした。

集合写真を撮った後もみんなで色んな話しをしたのですが、ここでちゃんとゆうとさんにお礼を伝えないと必ず後悔するだろうなと感じ、少しの間ゆうとさんとお話しました。

9日間の中で、ゆうとさんから自分の人生を生きることの大切さを何度も教えていただきました。
私が話した後、ゆうとさんから「今後の休学生活楽しみでしょ?」と聞かれました。本当に心の底から「楽しみです!」と答えて、また帰ってきたいということを改めて伝えることができました。

10日目

最終日は8時過ぎにはフェリーに乗らなければいけないため朝早くから荷物を整理し、imacocoから出発することに後ろ髪を引かれながら奥尻港へ。

奥尻港にはお見送りに来ている人が沢山いて、私たちの他にも進学で奥尻島を離れる学生さんなどもいました。

フェリーが出航してからも、見送りに来て下さったみなさんが見えなくなるまでデッキを移動しつつ手を振りました。

9泊10日という日程は長いようで本当にあっという間でした。一人旅や友達同士の旅行では得られない、もう一度帰りたいと思うような居心地の良さと自分を見つめ直す経験が得られたと感じています。

ECOFFメンバー全員が初日とは印象が変わっていて、良い所、どんな不安を抱えているか、奥尻の生活でどこに感動していたか、色んな事を知っている仲間になれました。
休学して初めて旅に出たのが今回の奥尻島で、たつろー、みつき、さほ、みか、ゆと、ゆうかと出会えたことが今後の休学生活を過ごす上での安心材料になりました。全国のどこに行っても、ECOFFメンバーの誰かが近くにいるんだと思えるからです。みんな本当にありがとう。

また、なんとなくでも奥尻島に行くことを決めた自分にも感謝したいです。
本当に奥尻島に行って良かった。
私は私のままでも良いのかも知れない。やっぱり自然いっぱいの場所でのびのびしているときの自分がとても自分らしいなと気づかせてくれました。

最終日はかなり海が荒れていたので帰りのフェリーは大きく揺れていて、2時間ずっと船酔い状態。
ふわふわする頭の中で、9泊10日を振り返り、今後の休学生活や人生そのものにワクワクしました。

奥尻島、ぜったいにまた帰ります!

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