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食との出会い④

スイーツ教室やランチ会を通して

食との出会い①

食との出会い②

食との出会い③

の続きです。

こんな風にごはん作りやおやつ作りをしてきました。食べてくれる人が喜んでくれることにわたしも楽しさや喜びを感じるようになっていきました。

そして、子どもと一緒にお友だちのおうちにおよばれしたときや、ママ友とのお茶会の時などに手作りしたお菓子を持っていくようになりました。そのお菓子を食べてくれた人から「教えてほしいな」と言われたことがきっかけとなって自宅でスイーツ教室を始めることになりました。

その頃、わたしが時々通っていたお菓子の教室では、オーガニック素材を使っていて、それがとてもおいしかったこともあり、わたしの教室でもなるべく質の良い素材を使うことにしました。

また、何がきっかけになったかは忘れてしまったのですが、1か月に1回くらいのペースで自宅でランチ会を開くようになり、お友だちがおひるごはんを食べに来てくれるようになりました。

家族のために作るのとは違って、例えばスイーツ教室ならきちんとレシピを作らないといけないから何度も試作をしたり、ランチ会なら毎回趣向を変えてどんなお料理やデザートを出そうかなと考えたりするようになりました。それがとっても楽しくて楽しくて。少しでも喜んでもらえるように試行錯誤しながら当日を迎えたこと、今でも昨日のことのように思い出します。

結果としてスイーツ教室は2年半くらい続けることができました。その間、毎月新しいレシピを考えて試作して教室を行って。今でもそのレシピは私の宝物ですし、その経験はなにものにも変えがたい大切なものとなっています。

スイーツ教室やランチ会をすることで、お菓子作りやごはん作りについて考えたのはもちろんなのですが、そもそも「食べること」って何なんだろうと考えることも多くなりました。というのも、来られるみなさんが食べることに結構悩んでいる方が多かったのです。こんなに豊かな「食」や「食に関する情報」に恵まれているのにも関わらず、逆に恵まれているからゆえの悩みであったのかもしれませんが、何を食べたらいいのかわからない、というお話をよく伺いました。また、病院に行くほどではないけれど体の不調や心の不調に悩まれている方も多く、そうしたことをきっかけにして食べものと身体の関係や食べものと心の関係についての本を読むようになりました。

その頃出会って今でもわたしのバイブルになっている本があります。それが「マワリテメクル小宇宙」です。

マワリテメクル小宇宙 ムスビの会 岡部賢二

この本には、ちょっと大げさな表現かもしれませんが(笑)その頃わたしが知りたいと思っていたことが全部載っていました。

食べものと病気のこと、食べものと心のこと、季節とからだのこと、大自然と人と宇宙とのつながりのこと、陰陽五行のこと、心の在り方、などなど。本当に興味深い話ばかりで、そしてすべてが大自然の摂理に則っていることの納得感は衝撃的でした。今でも季節が移りかわるときにこの本を手にして心がけることなどを再確認しています。

そしてこの本をきっかけにして、心の在り方に興味を持つようになり心理学を学び、心理学からスピリチュアルな世界に興味を持つようになり、それを学び、アロマテラピーやレイキ、オラクルカードや数秘など、興味のままに学んできました。この時に学んだことは今のわたしにとって、とても大きな財産になっています。

そして巡り巡ってまた「食べること」に還ってくることになります。

つづく

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