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管理栄養士なのに一般企業に就職した話(管理栄養士の就活体験)

就活の話題が出始めたけど、どう進めればいいんだろう?
就活ってどんな風に進んでいくの?
卒論もあるし、国家試験の勉強もしなきゃいけないし、そんな中就活なんてできるの?
管理栄養士の就活は、一般の大学生とは違うのでは?

このページに来たあなたはこんな疑問や不安を抱えているのだと思います。

わたしも3年生になって就活を意識し始めた時、とても不安になりました。管理栄養士の就活の体験談を書いている人が少ないので、今回、わたしが2018年から2019年に行った就活について、書いていきたいと思います。

就活を始めた時期や行ったこと、卒論や国試との両立などについてなども書いていくので、管理栄養士の就活の進め方を知りたい方はぜひ、読み進めてください!

就活を始めたのは3年生の5月頃

「就活を始めた」ということができるのが、自己分析を始めることなのか、企業にエントリーすることなのかなど意見は分かれると思いますが、ここでは自己分析を始めたことを「就活を始めた」と定義します。

わたしが就活を始めたのは3年生の5月頃です。
大学で、就活準備の講座が行われたのがきっかけでした。
その講座では、就活のスケジュールやインターンシップについて教えてもらいました。

インターンシップとは就業のプレ体験で、簡単に言うと、試しに会社で働いてみることです。
インターンシップは3年生の夏から始まり、仕事内容や会社の雰囲気を知ることができるので、参加したほうがいいということで、インターンシップに参加する準備を始めました。
1日、2~3日、5日以上などインターンシップは企業によって期間が異なり、中には1ヶ月以上のものもあるようです。
長期間のインターンシップだと、エントリーシートを提出して、選考行われるケースが多いです。

管理栄養士職は実習がインターンシップに近いものになるので、わたしが参加したインターンシップは一般企業のものです。
わたしは大学の授業があったため、長期のインターンシップには参加できず、1日や2日のものに参加しました。

参考までに、わたしがインターンシップに参加した企業の業種を挙げます。

  • 飲食店

  • ドラッグストア

  • スーパー

  • 健康食品

  • 教育

  • スポーツジム

インターンシップの内容としては、商品開発、社員との交流会、店舗見学などでした。
また、インターンシップへの参加と並行して、履歴書やエントリーシートを書いて、大学の就職課の人や就活支援の施設で添削してもらっていました。

3年生の3月に就活解禁になるも、病院実習で遅れての参戦

3月になると、大手就活サイトで募集要項などの情報が解禁されます。

3/1と3/2は各都市の大きな会場で、何百社も集まる説明会が開催されましたが、わたしは病院実習と重なっていたため、参加できませんでした。
就活サイトには登録していたので、興味のある企業にとりあえずエントリーした状態です。

管理栄養士養成校に通っているあなたも、病院実習と就活の情報解禁時期が重なっているかもしれませんが、ひとまずエントリーすると良いです。
3/1と3/2のイベントに参加できなくても、その後、他の就活イベントが開催されると思うので、そこに参加すると良いと思います。

ある程度エントリーする業種や企業を決めていたとしても、イベントに参加すると新しい企業を見つけたり、就活のヒントを得たりできるので、参加することをおすすめします!

エントリーしてからは、説明会に参加し、応募したいと思えば履歴書やエントリーシートを提出します。
そこから、選考が始まっていきます。

4年生の4月、初めての内定獲得

4年生になると卒論が本格的に始まりました。
卒論を進めつつ、就活を進めていて、スケジュール帳が真っ黒になるくらい忙しかったのを覚えています。

説明会に参加する企業、書類選考中の企業、面接を受けている企業といろいろなステップのものが同時進行で動いていました。

そんな中、1社目の内定を獲得したときは、嬉しかったです。
ひとまず内定を獲得できて、ホッとしましたね~。

4年生の5月は東京に1週間滞在

内定は出ていましたが、強く興味を持っていた企業が東京にあったのでジョーカツというサービスを使って、5月は東京に行きました。

東京に1週間滞在し、興味を持っていた企業の説明会や東京の就活イベントに参加しました。

ジョーカツは、上京したい地方学生に向けて、東京までの交通費を補助してくれたり、シェアハウスを提供してくれたりするので、地方学生にオススメです!

1週間の中で行きたい会社の説明会を詰め込んだので、1日に3社受けに行ったり、帰りが遅かったりで疲れは大きかったですが、シェアハウスでは他の地域から大学生が集まるので、友達が増えて楽しかったです。

東京で強く興味を持っていた企業とは、残念ながら縁がありませんでしたが、東京でいろいろな人と出会ったり、学んだりしたことは良い経験でした。

東京から帰ってきた後は、4月と同じような感じで就活を続け、内定も増えました。

4年生の8月、一般企業の中で就職先を決定

6~8月は4月、5月のようにスケジュールをびっしり詰めるのではなく、ゆるく就活を続けました。
そして、卒論や国家試験対策の勉強に力を入れ始めました。

就活を続けた理由は、いま内定をもらっている企業の中で決めてしまっていいのか迷っていたからです。

わたしは元々優柔不断です。
将来がかかっていると思うと、就職先の決断もなかなかできませんでした。しかし、いつまでも決断しないわけにはいかないので、大学の就職課の人などに相談しました。

わたしは将来的に自分で事業を立ち上げたいと考えていたので、管理栄養士でフリーランスとして働いている人にも連絡を取って、アドバイスをもらいました。
わたしと同じようにフリーランスの管理栄養士を目指したいと考えている方は、勇気を出して連絡してみると良いと思います。
ただ、相手はお忙しいと思うので、そこはきちんと配慮してくださいね!

迷って迷って、最終的には8月に就職先を決めました。

決めた就職先は管理栄養士とは全く関係のない一般企業ですが、それはわたしが将来やりたいことのために決めたことなので、後悔しておらず、いまもその企業で働いています。

4年生の9月、クリニック、歯医者の見学

8月に就職先を決めたのですが、大学にクリニックと歯医者での管理栄養士の募集の話がきました。

クリニックと歯医者で働くことは興味があったので、見学だけでもと思い、申し込みました。

クリニックでは、管理栄養士の方々とお話しさせてもらったり、働いている様子を見学させてもらったりしたのですが、わたしの目指す方向性と少し違うなと感じたので、選考は受けていません。

歯医者に関しては予防に関われたり、自分で仕事をつくっていけたりする楽しさはありそうでした。
しかし、その施設で管理栄養士の採用が初めてということで、受付や歯科助手としての業務ばかりになるリスクがあることを考え、こちらも選考は受けていません。

クリニックも歯医者も選考は受けませんでしたが、働きだすと施設見学も行きにくくなると思うので、こういう活躍の場もあるんだと知れたことは良かったと思っています。

4年生の10月、内定式

10月は内定式が行われました。
本当にこの企業に就職するんだなということが実感できました。

就活が終わったので、この時期から本格的に卒論と国家試験勉強に集中し始めます。
就活中も卒論と国家試験の勉強は必要ですが、ここからは本格的に取り組み始めることをおすすめします。

まとめ

今回の記事では、管理栄養士養成校に通っていたときの就活体験談をお届けしました。

わたしは優柔不断だったため、他の大学生より就活を続けていた期間が長いと思います。
一般企業だと4月くらいに就活を終える子もいました。

わたしは一般企業で就職を決めましたが、管理栄養士職の就活の場合は、募集が始まるのが遅いので、長期戦を覚悟したほうが良いです。

卒論や国家試験の勉強も並行して進めないといけないので、わたしは大学で集中して勉強したり、単語帳アプリで勉強したりしていました。
就活終了後は、卒論と国家試験に集中です。

最後に、わたしが就活を経験して、ポイントだと思ったのは以下の3つです。

  • 早めに着手する

  • 自分と向き合う

  • いろいろな人の意見を聞く

早めに着手すれば、修正もしやすいですし、余裕をもって取り組めます。

就活は自分ととことん向き合うことが大切だと思います。
自分がどんなことに喜びを感じるか?特異なことは何か?どんな人生を歩みたいか?
難しいですが、なんとなくでも描いてみてください。

そして、自分だけでは分からないことが多いと思うので、いろいろな人の意見を聞いてみてください。

わたしは大学の先生、職員の方、フリーランスの管理栄養士の方などいろいろな人と話すことで、深堀りができたり、新たな発見があったりしました。

就活、卒論、国家試験などやらなければならないことがたくさん降りかかってきて、大変だと思いますが、あなたならきっと乗り越えられます!

あなたの就活の成功を応援しています。

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