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映画:美人が婚活してみたら

この前、友だちと映画を観た。
「美人が婚活してみたら」という映画。

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この先ちょっとネタバレな部分もあるので
まだ観てない人は各自ご判断くださいね。
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中村倫也氏が観たくて。
ぜひとも映画館で観たくて。
キャストがよかった。
全員それぞれよかった。

そして脚本がお笑い芸人の
じろう(シソンヌ)さん。
終始、心地のいいリズム感で
テンポが良くてわたしは好きな感じだ。
てっきり女性が書いたのかと思うくらい
セリフがリアルでびっくりした。
脚本を勉強中の身としては、大変勉強になる。

コントを書ける人は
やっぱりよく人を見ているんだなあと思った。

コメディ色が強いのかなと思って
気軽な感じで行ったんだけど
年齢的にも主人公とほぼ同年代だし
結構身につまされるというか
胸をえぐられるようなというか
容赦無くグサグサくる映画だった。

大した心構えもなく
思い切り無防備だったので
心に結構なダメージを負った。

ああ、リアルだなあ。
ああ、わかるなあ。
終始そんな感じだった。

一緒に行ってくれた友だちも
未婚独身なのだけれど、隣で泣いてた。
彼女は主人公の親友に
感情移入しちゃったらしいけれど。

大九監督ってそういえば
勝手にふるえてろ」もそんな感じで
痛いところ突いてくるよねえ、系だ。
(わたしの雑なカテゴライズによる)

映画とか芸術に関しては特に
性別でどうこう言うのって
わたしあまり好きではないのだけれど
こういう映画は女性監督にしか
撮れないだろうなと思った。いい意味で。
そして女性にはものすごく
響くんじゃないかと思った。いい意味で。

結局、みんな平気なふりしてるだけで
色々いっぱい抱えてるんだけど
でも一生懸命生きてるんだ
そんなみんなが愛おしいよ、ていう
全人類に対する愛が溢れてるなあと思う。

ちょっと色々あったりして
擦り傷だらけの心には、沁みる。

特にわたしくらいの年齢の女性に対して
すごくすごく盛大であたたかい
心からのエールを送ってくれているなあって
映画を観ながらバシバシ感じた。

グサグサ痛いところを突いてくるわりに
作品を通してみれば愛に溢れていて
こういうものを受け取ると
自分もまだまだがんばれる気がするな。

主人公のタカコが
昔の恋人の吸っていたタバコを
買ってきてベランダで吸うところ。
わたしを見ているような気分だったな。
なんでバレた?みたいな。笑

帰りに友だちとお寿司食べて帰った。
お箸で食べた。(映画観てもらえば意味わかる)


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