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地域子育て支援センターの専任職員3年目の挑戦はチーム戦

みなさまこんばんは。
ましこと言います。

わたしはパラレルワーカーで、地域子育て支援拠点の専任職員として子育ての初動に関わりながら、17年目を迎えるベビーマッサージ教室の運営という2つの顔を持ちます。そのほかには、居宅訪問保育(産後ケア・一般保育・送迎・病児)、子育て支援者の相談室 、子育てサロンの経営相談なども行っています。

今日のテーマは「地域子育て支援センターの専任職員3年目の挑戦はチーム戦」です。

明日から新年度ですね。

社会人の皆様は、入社・異動・ご転勤、学生の皆様は入学や進級の季節で、なんとなくドキドキする4月ですね。

わたしは、異動なしで現在の拠点で明日から1年間従事することが決まりました。同時に人材というカードも揃うことが決まり、次の年度はいよいよ地域で大きく飛躍していける1年になりそうで、今からとても楽しみです。

この2年はほぼ個人戦だったので、ホンネを言うと苦しい時もありました。

その苦しさは、体力的にというよりは、支援員としてラケット持って相手がいない壁と知識というボールで壁打ちしている個人戦では強くなれないことを知っているからで、相手がいてこそボールはまっすぐにも、斜めにも、時には本気で打っても返ってこないこともあり、そういう経験で成長できることもあると思うんです。

自分の支援に謙虚になり、振り返ることから課題が見つかるわけですが、これは相手となってくれる人材がいないことには始まりません。振り返り、話し合い、時間と場所を共有して得られる支援員としての効果的な学びの機会損失が苦しかった。

同じ園の先生達と雑談をする余裕もないくらいの忙しさともどかしさ、そんな孤独な世界戦の中で、一人粛々と2馬力で、子どもの育ちを支援し、寛容な雰囲気の場を作り、肯定的関心を持って話を聞き、気が付けば今年度の個人目標にしていたピアサポートのつぼみが膨らみ始めたことを感じることができました。

わたしは地域で一番の支援センターと呼ばれる場づくりを本気で目指しています。それは包み隠さず自分の実績とかではなく、シンプルに一番よい支援センターができれば、一番良い状態の支援センターを利用者さんに使ってもらえるからなのです。

そのためには、職員のチームワークが重要で、一人一人の支援の質が高まることで、支援の場全体の質も高まるのです。

子育て支援センターの職員は、国家資格が無くても従事できるので、採用されれば自身の育児の経験だけで仕事に就くことができます。なので、例えば子どもを二人育てたというだけで拠点に立つと何が起こるかというと、保護者と何を話していいのか分からず、話しかけてくれた保護者には自分の子育て自慢、それも尽きたら子どもと遊ぶしかなくなり育児の外注化が起き、保護者は支援員が子どもと遊んでくれると誤解をし、親同士で話している間、職員は子どもと遊ぶ一時保育のような場となり、それを休憩中に不満として平気で口に出し、育児書通りに育っていない子どもや問題を抱えていそうな保護者を「要注意人物」と呼びます。

また、保育士や幼稚園教諭の資格をお持ちの先生であっても、保育と支援は必要なスキルが大きく異なります。このことに気づけない先生は、指導計画に生かす10の姿のような机上論で、例えば傾聴が必要なだけの保護者を見誤り、理論で畳み込み、その誤りに気付かず、子どもの育ちばかりに目を向け、関わり方がどうとかというお説教が始まります。

この2つの例えは、実際の現場ではよくいる人として見かけます。

利用される側の立場の保護者様も、遭遇したことがあるかもですね。

双方に共通しているのは、勉強不足という一言に尽きます。

地域子育て支援センターは、保護者と子どもたちの育ちを援助する場です。

そのために必要な学びは、この言葉をヒントに自分で見つけてくるしかないと思っています。子育て支援センターの支援員が学べる研修や書籍は本当に限られています。わたしも隅々まで探し学びましたが、1年もかからずでした。その後、保育士も考えたのですが、やはり集団を学ぶ保育と個人を見る支援は類して違うという結論に達し、保護者と子どもの「個」を見る力をさらに付けたくて、居宅訪問保育の学びに進んだのですが、そのくらい支援員の学びは探すのすら難しく、答えがないと思っています。

春からはチーム戦のステージに進み、夏前には人材カードが全て揃う予定です。保育資格がなくも支援経験16年選手と、現役育児中保育士2名のチームトリオがどんな雰囲気作りができていくのか、拠点はどんな風に変容を遂げるのか、3年目はチーム戦。記録の1ページになるような年度になったらいいなと思っています。

自分にとっては集大成となる大切な年になるので、穏やかに出力全開で頑張っていこうと思います。


ましこ

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