ここのやさいの新年の抱負
ご無沙汰しております。ここやさでございます。
深夜にお酒を飲みながら事務作業をし、こんなテンションじゃないと書けないなと思いたってnoteを開きました。よくある「深夜のテンション」というやつです。ただ、先に宣言しておきますが、私はこのnoteを翌朝読んでも誤字脱字以外修正しません。つまりそういうことです。
大変遅ればせながら2023年はみなさまにとっってもお世話になりました。年明けに初めての野菜を販売し、4月には念願の定期配達サービス開始。いろいろな方にここのやさいの話をしていただき、飲食店さまも、一般家庭のお客さまも、本当にたくさんの方にここのやさいをご利用いただきました。-8-ottoさんをはじめ、店頭販売の機会を多くいただき、ネット販売をしている私には非常に嬉しい「お客さまと直接話す機会」がありました。それに加えて、日本農業新聞さんやNCVさん、Thingsさんなどに取材していただき、たくさんの方に「ここのやさい」を知ってもらえました。わーい!
「いやこういうのは年末の挨拶で書いとけよハゲタコ」
こういった声があるかと思いますが知ったこっちゃありません。弊社、特別正月休みを設けておらず、1月いっぱい気が済むまで少しゆるく働こうと考えていますからね。ゆるくといっても、今後の飛躍に向けての準備期間です。ええ、自分で「飛躍」とか言っちゃいます。なぜなら酔っぱらっているからです。今の私は恥ずかしくないのです。(ちなみに新潟県民ですが日本酒は苦手なので焼酎を飲んでいます)
さて、先ほども書きましたが、4月にサブスクを始めて約9か月が経ちました。飲食店向けの卸売事業も始めて約1年。1年弱でも続けることでいろいろなことが見えてきました。
きっとたくさんの方の生活の役に立つだろうと考えた地元野菜の定期配達サービス。ありがたいことに、多くの方に試していただきました。そんな中、よく聞かれたのが「食べきれない」ということ。
いやこれまじ?????!!!!!
何もしていなくても腹ペコがデフォな私は正直最初信じられず、毎回驚いておりました。ただ、野菜というのは食べるのに調理が必要になる場合が多いこと。肉やジャンクフードと違って「瞬発的な満足感」が低いこと。忙しい人にとっては、これらが負担になって食べるのを避けがちになっていくということ。
おおん…いやわかるわ。長岡市役所で働いていた時の私、年に一度の激務DAY「長岡花火」を乗り越えたらマックを好きなだけ食うって決めてたし。カット野菜にはしぬほどお世話になったし。カップラーメンとおにぎりが控えてるだけで仕事頑張れたし。
ただな、2023年の私もいろいろあったわけだ。いろいろな飲食店の方と出会う中で、みなさんが野菜をとびきりおいしいものにしてくれた。それが、意外と家にあるもので簡単にできるようなレシピだということも知れた(和え物はジャパニーズチョップドサラダ?)。サブスクを続けてくれる方が、「何が来るか毎週楽しみ」と言ってくれたり、「買い物に行く手間が激減して超楽」と言ってくれたり。んまっ!嬉しっ!!
あとここからは超個人的な経験にはなるけれど、マジで金がなくて、でも野菜はたっぷりあるというときにとりあえず家にあるもの食べるかを繰り返してたらいつのまにかじんましんが出なくなっていた。深夜まで飲んでも肌がツヤツヤのままだったり、筋トレさぼっても激太りはしなかったり。あと基本的なことではあるけれど毎日快便だったり。いやn=1の話でしかないから根拠とかないんだけど。
何が言いたいかというと、今年のここやさは、「うっとうしくないサスティナブル」と「うまいから毎日続く野菜中心の食習慣」がテーマということです。その根底には、私が多大に影響を受けている星野源の「生活はつづく」というワードがあるのですが、これについてはオタク全開で話が長くなりそうなのでまたの機会にします。
規格外品を使った「地元野菜の定期便」というと、非常に #丁寧な暮らし のように感じられます。また、非常にSDGsみの強い事業の雰囲気が漂ってきますね。
実際、私はこの「SDGsの押し売り」感が苦手です。なぜなら、大学(院)の研究テーマは「過疎地域の持続可能な発展」、つまり図らずもSDGsの古参オタクというわけです。そんな私が感じているのは、「新規事業をしようとする企業はSDGsくらい意識して(守って)当然」ということです。環境や社会への配慮ができない企業なんか将来的には衰退していくと考えているからです。
だから、定期便では規格外となった野菜を使うし、プラスチック容器ではなく、福祉作業所の方に作っていただいた新聞紙のバッグを使います。こういうのってわざわざ押し出す必要もないと思っていたのですが、何だかんだ私の思想が出ているところなので、今後企業理念として最低限書いていこうかなとも思い始めています。
そして、野菜を日常的に食べようということについて。
私はヴィーガンではありません。3食きっちり自炊しているわけでもない。丁寧な暮らしも朝活もできないし(まあ深夜にnote書いてるくらいだしね)、むしろ全部くそくらえと思うくらいには雑な人間です。
食事に限らず、暮らしを変えることはとっても大変です。どれだけメリットがあると分かっていても、慣れ親しんだ食事や習慣を変えるのはエネルギーがいる。「野菜中心の生活を送ろう」と言うだけでは浸透しない、続かないということをこの1年で実感しました。だから、「まぁうまくて便利ならつづくっしょ」という基本に立ち返り、やっぱり「新鮮でおいしい」野菜を常にお届けすることをやっていくことにしました。続けていくなかで、「この食事を続けたらなんか調子いいかも」「意外と野菜って単体でもおいしいかも」を感じてもらいたい。
そんな感じでいろいろ考えた結果、これまで譲れないと葛藤していた「第一に健康路線」も手放すことにしました。野菜中心の食生活、つまりこのライフスタイルに興味を持ってくれた方に対して、常に門戸は開いていたい。それを試して、続けてみた結果、健康を感じてくれたら私としては超ラッキーというわけです。
「環境配慮」も「菜食中心の食生活」も、まだまだアレルギー反応の大きい分野であるからこそ、押しつけがましくなく、自然で、うっとうしくない、そんな形を目指したい。それを実感してもらうための、#ここのやさいをたべにいく のリアルイベント。季節の野菜縛りの野菜料理ビュッフェ。野菜ってこんな簡単でおいしいんだ、野菜でお酒を飲んでも体って重くならないんだ、ぜひ実感してもらいたい!
丁寧な暮らしができない雑な私が考える、「うっとうしくないサスティナブル」と「うまいから毎日続く野菜中心の食習慣」、そして2024年のここやさの飛躍に、どうぞご期待ください。
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