健康とは病気でないということではない。仕事に満足し、家庭にうれいなく、いつでも前向きの姿勢でなにごとにも取組めるような精神および肉体状態にあることをいう

　これがWHO（世界保健機構）の定義する『健康』なんだそうです。
　……ま、文字通り“誰”がどの口で言うとんねん！？って話ですがね。
　
　少なくとも日本人でこの定義を完全クリアする“健康優良大人”は……どうでしょう、1%も居ないンじゃないですかね？
　まずもって持病があって定期的に病院通いしている人に、持病はあるけれど市販薬で凌いでいる人を加えると「病気でない人」が圧倒的に少ないですし、『仕事に満足』している人ってのも“満足”の意味合いは様々なんじゃないですか？
　例えば就活に散々苦労させられた人は「働かせて貰えるだけで」満足と仰るかもしれませんし、収入の多寡とやり甲斐とて必ずしも一致もしくは比例するとは限りません。
　『家庭にうれいなく』は、それこそ千差万別で全く憂い……心配事や悩みの種が無いなんて方は居らんのと違います？
　お子さんが居れば育児・子育ての悩みから進学就職の心配、そして成人したとて結婚だ孫だのやきもきするでしょうし、逆にお子さんが居なければ居ないでそれ自体が悩みだったり……
　前段の仕事とリンクして収入と家庭経済だって悩みや心配事になり得ますわ。

　じゃあそこら辺の心配が無さそうな富裕層やセレブな方達はどうか？って話になりますと……わが国究極のセレブファミリーを御覧なさいな。
　今はお元気になられたようにお見受けしますが、世継ぎを産まなくてはのプレッシャーは我々下々の想像を遙かに超えて病んでしまわれ、長く苦しんで来られた。
　一方、その辺の重圧からはやや気楽な立場な御一家のバ…………もとい！わがまま娘は国民に罵詈雑言を浴びせて結婚、渡米。ここまでは良かったものの、亭主と見込んだ男には名前の割に音楽的才能と、何より基本的学力と経済力が決定的に欠如していたもんですから今や破産がどうちゃら言われている始末！
　顔だけは良い妹は今になって公務に東奔西走してイメージ戦略に余念がない様子ですが……無理やん。お姉ちゃんの結婚の時に姉貴と一緒になって国民に罵詈雑言浴びせてたやん！？バレバレや！言うねん。
　……ね、ロイヤルが付くセレブファミリーですらこうなんですから、少なくとも日本に於いてWHOの定義する『健康』なんてあり得ませんって！！