Screenshot_2019-09-24_心のPythonレッスン

心のPythonレッスン ー 実践的なプログラマを育てる

先日、自身がプログラミングのコーチをどんなスタンスでやっているかを紹介させていただく機会をいただきました。この投稿の本文はそのときに作成したプレゼン用スライドからの抜粋となります。 

「この髭のおじさんはなにを考えてレッスンをしてるのかな?」と少しでも気になったら読んでいただけると嬉しいです。


では、行ってみましょう!


自己紹介 ー 中村心と申します。

・現在、フリーランス
 コーチ(Python、JS、Linuxなど)/メンター/
 SE/プログラマ/システムコンサル

 コーチングとメンタリングは個人レッスンが中心。
 コーチ業以外はEC業界でお仕事してます。

・過去の経歴(最近→昔)
 ソーシャルゲームの運営事務局/大手ネットショップの物流部門/DJ/
 不動産の賃貸管理ソフト開発/棚卸しスタッフ派遣のSV… などなど。


レッスンで重要視していること

・独自性があること
・参加型であること
・実践的であること
・熱意を伝える


→ ひとつひとつ解説します。


独自性がないと眠くなる

「独自性のあるコンテンツがちゃんと含まれているか?」
と常に問いかけながら講義に使用する台本を作っています。

よそでも聞いたことがある一般論で固めてしまうと、受講している人は眠くなってしまうためです。

具体的にやっていることは、

・なるべく実務での経験談や具体例を織り交ぜる
・複数の参考書の内容をミックスする

など。


受講者がコーディングする、考える

受講者自身が手を動かす、考えて答えを出す...というプロセスを重視しています。

講師が一方的に話して終わりだと退屈してしまうためです。

実際にレッスン内でやっていることは、

・講義した内容を受講者自身の言葉に置き換えて言い直してもらう
・最低限、写経でも良いので、とにかく書いて実行してもらう
・エラーメッセージの解読から解決法の選択までを
 同じ目線で相談しながら進める

など。


持ち帰って実践できる

受講した内容が持ち帰って再現できることがマストだと思ってます。

持ち帰ってから受講者自身がひとりでやってみない限り身になりません。

レッスンで気をつけていることは、

・環境設定や前提知識も省略しないで解説する(煩瑣にならない程度に)

また、レッスン後において可能ならば、

・メールやチャットでのフォローをうまく利用する

などです。


講師の熱意を伝える

講師に熱意がないと伝わらない、という実感があります。
(一方、熱意があれば理屈じゃなく伝わるということもあります。)

なので、

・WHY なぜ伝えるのか
・HOW どうやって伝えるのか
・WHAT それで受講者は何が得られるのか

という順番で考えるようにしています(WHYの燃料が「熱意」というイメージ)。


なんのため?

実践的なプログラマを育てたいからです。

知識だけ丸暗記的に詰め込んでも、現場ではなんの役にも立たない人材になってしまいます。

それは本人にとっても組織にとっても不幸なので、あくまでも現場でサバイブするための道具としてプログラミングを教えています。


テキスト

「独学プログラマー」Cory Althoff 著
 講義全体のあらすじはこの本を一番参考にしています。
 以下は受講者のレベルや得意不得意に応じて参考にします。

「Head First はじめてのプログラミング」Eric Freeman 著 → 超初心者向け
「入門Python3」Bill Lubanovic 著 → 飲み込みが早い初心者向け
「退屈なことはPythonにやらせよう」 Al Swigart 著 → 現場主義者向け
「Python文法詳解」 石本 敦夫 著 → リファレンス
「テスト駆動Python」 Brian Okken 著 → テストの書き方を学ぶ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?