kokorosakura

日々の想いや物語を綴っています。

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  • ファンタジー小説 「あの夏の旅」

    10年前くらいに書いた小説です。よろしければご覧ください。

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40代、働くママ。仕事辞めました

仕事を辞めてから、少し経ちました。 在職中の転職活動や、仕事を辞めて良かったことなどを書いております。 よろしければ、ご覧ください。 少しでもお役に立てることがあれば、幸いです。 ちょっとかじった転職活動 転職活動を少ししてみて、分かったこと。 それは、自分にはもう、会社員は向かないんじゃないかってことで、若い時のようにがむしゃらにやる気もないし、体を壊すまでバリバリ働いて、手元に残るのはお金だけ…それで、いいのかな? そんな思いが交錯したのです。 もっと気楽に、細く長

    • 🍀アロマ・アドバイザーになりました

      前回の投稿から、だ~いぶ時間が経ってしまいましたね・・・💧 ようやく・・・おもた~い腰を上げて書こうかな、という気になってまいりました。。。 さて、40代で無職になった私ですが、まだまだこれから何をしていくのか模索中です・・・。 ひとつの選択肢として、アロマテラピーの勉強を始め、 このたびアロマの資格試験に合格し、NARD JAPAN認定のアロマ・アドバイザーになりました!!(わーい、やった~!🎉) 資格試験の勉強のお話などはまた今度書くとして・・・ (自分的にはかなり大

      • 人は何のために働くのか

        毎日暑い日が続きますね・・・。 昔はこんなに暑いことなんてなかったのに、環境ってどんどん変わっていくんですよね。地球にやさしく、自分にやさしくいたいです・・・。 今日は、何のために働くのか、少し考えてみたいなと思います。 私は今、無職なのですが、会社員時代に何度もこれを考えたことがあります。ちょっと一緒に考えてみませんか・・・? 自分のため、のはずが・・・ 仕事で忙しくしていて、十分な休みが取れないとき、 家族で旅行にも行けない、そんなときとか、 残業が続いていたりする

        • おサボりのススメ

          みなさん、上手に息抜きしてますか? 私が会社員時代、ワーママさんたちを見ていて、 いつも「頑張りすぎだな」と思っていたし、自分もそうなっていたので、 息抜きという名の「おサボりのススメ」を書いてみたいと思います。 そもそも、なぜ頑張ってしまうのか? ついつい頑張りすぎている時って、本人はあんまり分かっていないものじゃないですか?だから頑張りすぎちゃう。自分はやって当たり前のことでも、ある人から見たら、「それやりすぎだよ!」「もっと楽しなよ!」みたいなこともあるし・・・。

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        40代、働くママ。仕事辞めました

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        • ファンタジー小説 「あの夏の旅」
          18本

        記事

          「あの夏の旅」 最終話

          最終話 思い描く未来 それからというもの、彼は新しい曲をつくるたびに、一番に聴かせてくれた。どの曲を聴いていても、不思議と心が落ち着いた。 彼の音楽は、毎日のサプリメントのようだった。 音楽という共通点もあってか、ふたりで会えば、時が経つのも忘れ、いつもいろんな話をした。 お互いに知らないことはないくらい、語り合ったころ、彼はみどりにこんなことを言った。 「いつも僕の音楽を一番に聴いてくれて、ありがとう。音楽と同じように、僕はみどりさんに寄り添っていきたい。 これから

          「あの夏の旅」 最終話

          「あの夏の旅」 第17話

          第17話 新入社員 朝のチャイムが鳴ると、新入社員らしき男性が皆の前に立っていた。 「これからお世話になります、新入社員の早川です。 よろしくお願いします。」 そう挨拶を終えると、私のところへとやって来た。 「はじめまして。早川です。これからどうぞよろしくお願いします!」 彼はそう言うと、ニカッと笑った。 その笑顔を見て、ドキっとした。 見覚えのある八重歯。ぱっちりとした目元。 どこかで、見たことがあるような・・・・。 「早川さん、今日からどうぞよろしくお願いしま

          「あの夏の旅」 第17話

          「あの夏の旅」 第16話

          第16話 いつもと同じ日常から 帰ってきたその日は、繰り返し繰り返し、 今日あった出来事を忘れないように、何回も思い出しながら、 深い眠りについた。 休日が明けて、月曜日。 何事もなかったかのように、またいつもと変わらない日常が待っていた。 いつもと同じ時間、同じ電車の、同じ車両に乗って、会社へと向かった。 もう、あの優しい音楽はウォークマンの中を探しても、どこにも入っていなかった。さみしいけれど、心の奥がまだ少しあたたかくて、やさしい気持ちになれる気がした。 あの日

          「あの夏の旅」 第16話

          「あの夏の旅」 第15話

          第15話 元の世界へ「さぁ、もう着いたよ。」 男の子はそう言った。 気付くと、地上に降りていた。 目の前を見上げると、そこには大きなスカイタワーが立っていた。 「言ったでしょ。高いところを目印にって。」 そういうと、男の子はまたニカッと笑った。 「みどりさん、じゃあね、さようなら。会えてうれしかったよ!」 男の子は再び宙に浮くと、勢いよく空高くへ昇り、去って行ってしまった。 「えー!ちょっと、待って~!まだ何もお話ししてないじゃない!」 彼は一体誰だったんだろう

          「あの夏の旅」 第15話

          「あの夏の旅」 第14話

          第14話 歌声その歌声をたよりに、わたしは歩いた。 しばらくして、その歌に聴き覚えがあることに気が付いた。 「このメロディは・・・。」 電車の中でずっと聴いていた、あのメロディ。 どこか懐かしい気持ちになる、不思議なメロディだった。 とても透き通った声で、私はしばらく目を閉じて聴き入った。 そして、だれが歌っているのか気になり、その方向へと進んでいくと、 小さな男の子がお花畑に座っていた。そして、繰り返しあのメロディを歌い続けていた。 「素敵な歌ね。」 とその小さな男

          「あの夏の旅」 第14話

          「あの夏の旅」 第13話

          第13話 扉の向こう側扉を開けると、そこは辺り一面、花畑が広がっていた。 ピンク、黄色、オレンジ、白。色とりどりで、まるで絨毯のようだった。 甘くて、いい香りが漂っていた。 そこへ、天使がやってきて、こうささやいた。 「ようこそいらっしゃい。こちらへどうぞ・・・!」 天使は私の手を取り、お花畑を案内してくれた。 疲れ切っていた足が不思議と軽やかになり、天使に手を繋がれながら、私はスキップをしていた。 こんなに楽しい時間、ずっとずっと続けばいいのに・・・。 すると、か

          「あの夏の旅」 第13話

          「あの夏の旅」 第12話

          第12話 ついに頂上へ もうほとんど、足の感覚がないくらい、棒になってしまった足を引きづりながら、頂上らしき所へと向かっていた。 「みどりちゃん、あともう少しだから、頑張って!でも、無理はダメだよ。疲れたら、必ず休もうね。」 リックの励ましのおかげで、ついに頂上へとたどり着いた。 そこで後ろを振り返ってみると、眼下には綺麗なコバルトブルーの海が 広がっていた。 「リック、綺麗だね~。わたしこんな景色見たことない。」 「そうだね~。ここから見える海は最高なんだ。この景

          「あの夏の旅」 第12話

          「あの夏の旅」 第11話

          第11話 リックとの旅 再び、石段を登り始めた私たちは、その道中で、いろいろなお話をした。 「リックは、どこに住んでいるの?」 「普段は、雲の上に住んでいるんだ。でも、どの雲かは言ってはいけないんだ。ぼくはそこで飼われている犬なんだ。そして、困っている人がいるとき、助けるようにって、この世界へ飼い主さんがぼくを送り込むんだよ。」 「それで私を助けに来てくれたの?」 「そうだよ。みどりちゃんは、ぼくと出逢えてうれしい?」 「うれしいよ!とっても。いつかワンちゃんとお話

          「あの夏の旅」 第11話

          「あの夏の旅」 第10話

          第10話 野良犬? そのワンちゃんは、真っ白でツヤツヤの毛並をしていた。 野良犬にしては綺麗だ。 「こっちへおいで。」と話しかけて、手を出すと、 そのワンちゃんは、そっと近づいて、私の手をなめてくれた。 かわいいしぐさに癒されて、再び頑張ろう、という気持ちになれた。 再び立ち上がって、石段を登りはじめようとしたその時、 こんな声が聞こえてきた。 「ちょっと、みどりちゃん!水筒忘れているよ!」 「えっ!?」 周りを見渡しても、ひとっこひとりいない。どういうこと

          「あの夏の旅」 第10話

          「あの夏の旅」 第9話

          第9話 いざ・・・!いざ、石段を1段、2段と登り始めた。 登り始めて30分が経った頃だろうか。 日頃、特に運動をしていなかった私には、その石段が早くも足に負担になり始めていた。 それでもなんとか1時間ほど登りつめたころ、石段の途中に、休憩所のようなベンチがある所までたどり着いた。 ふと時計を見ると、もう12時を回っていた。 おなかも空いてきたし、ここでお弁当を食べることにした。 お弁当のフタには、こう書かれてあった。 「これを食べると、不思議な力が宿ります。でも、その力

          「あの夏の旅」 第9話

          「あの夏の旅」 第8話

          第8話 案内所 しばらく山沿いを歩いていると、次の案内所が見えてきた。 「ここかぁ・・・。ここから私の試練が始まるんだ・・・。」 案内所に着いたとき、立札を見るより先に、目に飛び込んできた光景・・・・。 そこには、長い石段が山肌に沿ってのぼっていた。 それは、もう頂上が見えないくらいの、無限にあるんじゃないかと思うくらいの長い階段だった。 「まさか、この石段を・・・?」 さっきまでの勇気が嘘みたいに、もう逃げ腰になっていた。 立札を見てみると、こう書かれてあった。

          「あの夏の旅」 第8話

          「あの夏の旅」 第7話

          第7話 終着駅②終着駅のホームには立札があって、そこにはこう書かれていた。 「白石みどりさん、終着駅へようこそ。よくここまでたどり着きましたね。 さて、突然ですが、ここで、ひとつの試練をあなたに与えます。その試練を乗り越える勇気があれば、ベンチの上にあるお弁当と水筒をもって、ここから右へ300m先まで歩いてください。そこに次の案内があります。」 試練?それはどんな試練なのですか・・・?とその立札に尋ねても答えてくれるはずもなく、しばらくベンチに座って考えることにした。

          「あの夏の旅」 第7話