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スペインで暮らす(住居編)#5 壁に穴が開けられる事件続き

そういえば年末に、隣の部屋の工事で寝室の壁に穴を開けられる事件があったのだけれども、その結末を書いていなかった。クリスマスの前の週に工事の音がうるさいと思ってふと壁を見たら穴が開いていた。すぐに不動産屋さんに行き、工事の人が来ると言っていたのにこないままクリスマスに突入、穴と共に1週間くらい生活していたのだが、その対応にイライラしてもう引越しちゃおう!と新しい家探しをすることにした。

すると、コロナの状況でなかなか引越しする人がいないらしく、いい物件が安い値段でたくさん出ていることを発見。早速いくつか内見に行かせてもらうと、今の家の家賃と同じ値段でもっと中心部の広い家を紹介してもらえた。どうやら、これまではアパートメントタイプのホテルとして貸している物件のようで、かなり綺麗でおしゃれな感じなのだけど、ついこないだまでグラナダ域内の出入りもできなかったし、今も州外の出入りはできないので観光客もほぼいないのだろう。屋上に素敵なテラスもついていて、ほぼそこに決めかけた時に今住んでいる家の大家さんが家までやってきた。

どうやら50ユーロ家賃を下げるから引っ越すのはやめにしないか、と言う交渉に来たようだった。私が家を出ていく理由が家賃の高さだと思ったようだ。別に特に家賃には不満はなかったし、出ていきたい理由は壁に穴が開いていることだったのだけど、その日についに壁を直しに工事の人がきて、ついでに文句を言った虫がたまに出てくる問題も、効くのか効かないのかわからない殺虫スプレーをマンションにしてくれたので、もうほぼほぼ新しい家に決めかけていたところだったが、それを聞いてかなり心が揺れた。と言うのも、ここで引っ越すと敷金が返ってこず、これからの半年間家賃が50ユーロ安くなれば合計で1200ユーロ浮くことになる。。

色々考えた結果年末でバタバタ決めるのも良くないかと思い、結局今の家に家賃を下げて住み続けることになった。今回の引っ越しを経て思ったことは、意外と家賃交渉って入る前にすべきだったのかもしれないと言うこと。その新しく住もうとしていた家も、最初家賃が提示された時にこれにWifi代も含まれているか聞いたところ含まれていないと言っていたが私が決めかねていると、Wifiも込みでいいよ、と言ってきたり、結構フレキシブルだった。特に今は借り手の方が立場が強いので、夏にここに引越してきた時ももっと色々交渉の余地があったのかもしれないなあ、と今更思った。その時は思いもつかなかったけど。

いったん引っ越し早めにしたけど、問題は解決したし家賃も安くなったので、いつでも引っ越そうと思えば引っ越せることがわかったのでちょこちょこ物件サイトを見ながらとりあえず様子をみようと思います!

記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。