黒天紀kokutenki

黒天紀kokutenki

最近の記事

Memoria / Takumi Akaishi

昨年の夏頃入手していた赤石拓海氏の「Memoria」アナログ盤アルバムを聴く。 「音楽を部屋に招き入れる」とはどうゆうことだろうか。 もしもLSDを摂取していれば、過去のあらゆる記憶はまだらに飛ぶ。レコードはレコードではなく、未知の物体として訪れる。 美術館のような紙のジャケットから、黒くて丸い円形の板がするりと出てくる。 これは何だろう。しかし手は覚えている、その感触を。 動物が知らず交尾をするように、プレーヤーのセンタースピンドルがレコードのセンターホールに手探

    • 黒天紀(kokutenki)とは(建設中)

      自然・動植物・地球・宇宙との調和をテーマにした曲作りを行う、小山景子を中心としたチェンバーロック バンド。トラッド、プログレッシヴ、ポストロック、あるいはジャズ、クラシック、時にノイズ、アバンギャルドまで、形態を自由に変容しつつ、「架空の国の民族音楽」を通して、人と人との心の隔たりを縮め、生きることの孤独を和らげる音楽を目指す。 名前の由来は、祖父 進藤信義の筆名「黒天」に時代を表す「紀」を附してバンド名/屋号とした。集合と拡散を繰り返すプラットフォームとしての音楽集合体。

      • 2022年2月23日 水いらずライブ@タイムドーム明石を観て思ったこと。

        今日は水入らずのライブを観にいった。自分にとてとてもとても有意義なライブだったので、日記風に書いておく。 そもそもは去年聞いた「su-mu」とゆう曲がとてもよかった。 ひとことでいうと、とにかくこんなの聴いたことない。斬新すぎる。工夫を凝らしすぎて神。というものだった。だが、なぜそうなのか、理由はあの時は私そんなに深く追求してなかった。 今日、ライブを聴いて、一曲目からほんとに驚いた。音楽的なクリシェとゆうか、聞いたことあるような表現、おきまりの演奏方法を、意図的に、徹底

        • 「マルコはかなしい―渡邉浩一郎のアンチ・クライマックス音群」リリースに寄せて

          渡邉浩一郎( 1959.4.5〜1990.8.12)の「まとめてアバヨを云わせてもらうぜ」に続く1977年と1980年代前半の未発表音源が今回2枚組CDでリリースされることになりました。そこで生前浩一郎と仲のよかった工藤冬里氏に、私から、何か書き物を頂けませんか、とお願いしたところ、快くお引き受け頂き、しばらくして「1990」というタイトルの文章と写真が送られてきました。内容は浩一郎が亡くなる直前に房総半島を家族と旅行して回った時の思い出とアルバムでした。 浩一郎は記録魔

        Memoria / Takumi Akaishi

          ToriKudo At Goodman 1986-1984を聴いて思い出すことなど

          さて、せがんだわけでもないのに自動的に?送られてきたこのボックスセットを、猫を膝に、少しだけ面倒がりながら聴いているわたしはなんとゆう幸せものだろうか。そのような厚遇に値するような所業を、わたしがやってきたとは思えないのだが。 Tori Kudo  At Goodman 1984-1986 最初に、冬里氏からコメントを頂いているので、貼っておきます。 ✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️✉️ シャーペンのリズム 事務員風の踊り というのが今聞くと好きです

          ToriKudo At Goodman 1986-1984を聴いて思い出すことなど

          今日行ったライブ。豊住芳三郎ds×照内央晴pf Duo @渋谷公園通りクラシックス

          先日抜いた親知らずの痕がちょっと腫れて膿んでいるみたいで、ひとに会う約束をしていたが、キャンセルしてもらった。本当はこの日会って一緒に歌ったり音を出したかった人なので、残念で、家にしばらくいたのだけれども、だんだん家にいるのがつまらなくなってきた。歌うと顎を動かすので、やはり痛いのだが、ひとのライブを観るくらいならよかろう、と勝手に結論づけて、猫を留守番に外出。リハであきらめていたライブがあったのだ。 「Creative Imrovisation Part9 豊住芳三郎ds

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          今日行ったライブ。豊住芳三郎ds×照内央晴pf Duo @渋谷公…