見出し画像

今の自分、むしろ好きです。(自己紹介パート2)

56歳、主婦。
娘二人を育てて、現在はオットと二人暮らし。
noteを書くようになって、自分を振り返る毎日です。

今回は、最近穏やかでフラットでいられる今の自分について、ちょっとだけ大げさに語らせてください。



私の転機

我が家はオットが婿養子です。

私はお見合い結婚です。
初めは普通に嫁にいき、一旦はオットの姓を名乗りました。
でも私の実家のことを考えたりするうちに、オットが私の姓を名乗ってくれることになったのです。
長女が小4、次女が小2の時、結婚11年目でした。

私は二人姉妹の長女、今は珍しい?”箱入り娘”でした。
良くも悪くも平凡に幸せに暮らしてきたので、自分が跡取り娘であるということ以外は本当に普通の子でした。
反抗期もあったけど、親思いの良い子だったと思います。

大学の卒業の翌日、写真館に連れていかれ、ガチのお見合い写真を撮りました。
就職先は、お見合いの釣書に気持ちよく書ける“丁度良い会社”でした。
「婿養子求む」の張り紙を貼ってお見合い婚活をしましたが、養子OK!という方に巡り合えず、、、
賞味期限を考慮して、やむなく張り紙を剝がして計画変更。
5,6回目のお見合いでオットと結婚したのは25歳でした。

オットは二人兄弟の長男です。
マザコンか?というくらい母想いで、両親を大事にする好青年でした。
オットは長男として責任ある生き方をするんだろう、私は長男の嫁として生きていこう!
そう思って結婚しました。
なので、オットが養子に行くと言った時、義母は反対したそうです。
(オットは私に内緒で義父母を説得していました。)
しかし、義父が「お前の人生だから、お前の後悔のないようにしたらいい」と言ってくれ、義母をも説得してくれたそうです。

オットは私の父母と私の家を考えて婿養子を決断し、
義父母は私と私の両親のことを想って許してくれました。

跡取り娘の役割を放棄し、心の片隅でそのやり残した役割に縛られていた私。
それが、オットと義父母のおかげで役割をやり遂げるチャンスをもらえたのです。

この時の事を、私は一生忘れられないと思います。
父母の願いを叶えてあげられる嬉しさ、
自分を縛っていた跡取りの呪縛をオットが背負ってくれる申し訳なさ、
それは心優しい義父母の尊い許しの上に成り立っている有難さ。

この時、私はなにかに背中を押されたような気がしました。
自分の人生だけど自分だけの人生ではない、と。

56歳の今思い返すと、この時が”人生の転機”でした。

第二の人生

私は37歳で元の姓に戻りました。
何となく、第二の人生の始まり的な感覚でした。
そして、第二の人生が始まるなら「流れに身を任せよう」と、ぼんやりですが思ったのです。
跡取り娘を放棄したのに、今なぜか、私はまた跡取りになっている、、、。
大げさかもしれませんが、やっぱり、これが私の役割なんだ!と。

その時その時を一生懸命生きていたら、神様は必ず見ていてくれる。
人生はどう転ぶかわからないけど、転がる方向に転がっていくのも(遠回りのようにみえて)案外決まった流れなのかもしれない。
だったら、神様が私を流すように私は私に用意された流れで跡取り娘をやり遂げよう。
(神様、神様と連呼しましたが、一般的な神様仏様のたぐいのコトバで、宗教的な意味合いはありません。私はふつうの仏教徒です。)

私は普通の長男の嫁でした。
出る杭にならないよう、ハイハイと言う長男の嫁をしていたハズです。
ですが、私は義父母から大きなプレゼントをいただいてしまったのです。
義父母には「私の姓になることを認めてよかった」と思ってほしい!
以後、私は義父母が間違っていたら「それは違うよ」と、本音でモノ言う嫁になりました。
私の本気を義父母も判って、より一層、私を可愛がってくれたと思っています。

その義母が去年亡くなりました。
15年間もの長い闘病でした。
ネガティブな病人を励ますのは辛いことで、オットに愚痴を吐いたことも数知れず、、、へとへとになってマックの隅で一人コーヒーを飲みながら泣いたこともあります。
ですが、あの時の感謝の気持ちのままに、義母の闘病に並走し、悔いなくみおくれたと思っています。
そう言えるのは、人生の転機に「流れに身をまかせる」と決めたからです。
義母をみおくり、一つ約束を果たせた気がした2023年。
少しだけ重荷を下ろせました。

置かれた場所で咲きなさい。

マザーテレサの言葉です。
最近、私の人生はこれかな、と思っています。
(何度も言いますが、私は仏教徒です!笑)

反抗期の頃の長女が、
「お母さんはおばあちゃんの世話や、役員の仕事や、子育てや、いつも人のことばかり。自分のしたいことはないん?」
と、半分切れ気味に言ったことがあります。
たぶん、やりたい事のない人生など、価値があるのか?、と言いたかったのだと思います。

正直なところ、この頃の自分には何もかもが毎日必死で、やりたいことがありませんでした。
痛いところを突かれたと、今もその言葉は忘れることができません。
(長女は時々痛いトコを突きます!笑)

こんな母を、大人になった今の娘たちは、さりげなく支えてくれています。
長女、次女、それぞれの距離感で、それぞれの想いで、私の覚悟を見てくれています。
回りまわって置かれた場所で咲こうとしている母の花を見てくれているのかな。
最近、私の子育てが、形になってきている気がします。

そして、やりたい事を見つけたい2024年が始まりました。

私は、今の私がいちばんすきです。

私の人生、今のところこんな感じです(笑)
noteを始めて約1か月。
noteをライフワークにしたいと考え始めたら、これはどうしても書いておきたい、と思いました。

スマートではないし、相変わらず悩み多き毎日で、未熟な私ではあるけれど。
おかげで私は少しずつ成長しています。
こんな自分に納得して生きています。
私は今、自分の人生好きだなぁ~と思っています。

文章が長くなりました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?