駒doc.編集部

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ペルーからの将棋普及レポート

ペルーにおける将棋普及活動ペルーにおいて将棋の普及活動をしている都丸大輔です。中学生の時に町の将棋道場に通い将棋を覚え、その後、日本の将棋道場では三段から四段で指していました。2011年に家族でペルーに移住し、ペルーにも将棋ファンがいることを知りました。それ以来、ペルーで将棋を広めるお手伝いをしています。 今回はペルーでの将棋普及について書きたいと思います。 まず、ペルーにはペルー国内、国外を合わせて20万人の日系人がおり、その日系人たちの文化・社会的活動の中心となる組織と

    • 天童駒武者修行

      将棋の聖地・天童 将棋を指す人にとって憧れの地の一つが、天童である。棋士のタイトル戦も数々行われ、アマチュアや学生の大会もよく開催されるからだ。 何より我々が指す将棋駒の生産日本一が、天童である。 将棋の街、天童……さらにそこで有名なのが六十年以上続く「人間将棋」だ。 人間を駒に見立て、棋士が武将の装束で指す。満開の桜の下、それは華やかな祭りだ。 コロナ禍前、友人が駒役になったので、私も人間将棋が行われる舞鶴山で二日間、人間将棋を見て楽しんだ。 棋士の武将言葉の掛け合いも

      • いざ陣屋

        多くのタイトル戦が開催される宿では、歴史的瞬間が幾度となく訪れる。将棋四百年の歴史の中で、我々は数々の棋譜から、観戦記から、そして最近ではネット配信からその状況を手に取るように見てきた。見てきたからには行ってみたい。それが聖地巡礼。 かねてより陣屋は将棋ファンの憧れの的だった。 数々のタイトル戦開催地として名を馳せたほか「陣屋事件」など将棋史に残る対局場でもある。そして何より最近の将棋ファンの間では、ここでしか食べられない『陣屋カレー』がとにかく美味しいと語り継がれてきた。

        • ダナンに行ってきたんダナン

          そうだ、ダナンへ行こう 5月8日緊急事態宣言が明けて、3年間続いたコロナ禍の空気がようやく緩んだ2023年初夏。 どこかへ行きたい、どこへ行こう。この3年間に国際情勢が色々あり、サーチャージ代は跳ねあがっている。ヨーロッパへ行くにはロシアの上を通れず、往復するには地球一周をしないといけないらしい。 そんな思考がぼんやりする中でいつも通り将棋中継を見ていたら、棋聖戦の挑戦者が決定した。佐々木大地七段……奨励会三段時代に日本将棋連盟主催のレディースセミナーで講師をしていた。四段

        ペルーからの将棋普及レポート

          noteはじめました

          みなさま、こんにちは。 将棋フリーペーパー『駒doc.』の編集部です。 noteをはじめました! 駒doc.は「こまどく」と読みます。 将棋用語の「駒得」と、読み物としての「読」(どく)をかけて さらに「document」のdoc.で表しました。 2010年の春に創刊し、これまで55号を発行しています。 将棋を知らない方にもお手に取ってほしいので、難しい話や専門的すぎる話は無し! このnoteには誌面に書ききれなかった内容や、編集部のつぶやきなどを掲載していく予定です。

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