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菅田将暉は小松菜奈の夢をみていた

小松菜奈と菅田将暉の結婚から一夜明け、なぜかそのショックから抜け出せていない私。特段菅田将暉のファンだったわけでもなく、何にショックを受けているのか自分でもよくわからない状態。先日ガッキーと星野源が結婚したって時は「2人とも落ち着くとこに落ち着いたのね」くらいの感想しかなかったのに、この2人に胸がざわめくのは一体なぜ?

わたしと小松菜奈/菅田将暉

そもそもわたしは小松菜奈と菅田将暉のことがそんなに好きだったんだろうか?
菅田将暉に関しては仮面ライダーWは全部見て、『二重生活』『生きてるだけで、愛。』『溺れるナイフ』を観たけど、特別ファンだったってわけでもなく、「活躍してんなー」くらいの感想。
小松菜奈の方も菅田将暉も共演してた『溺れるナイフ』『渇き。』『沈黙-サイレンス-』を観たくらいでファンとは言い難い状況。言い難い状況ではあるんだけど、多分『渇き。』の頃からめちゃくちゃ気にはなってて、好きな女優を聞かれたらいつも小松菜奈が頭をよぎってた(と思いつつも気取って「レア・セドゥ」とか謎の回答で逃げることが多かったかもしれないけど)。

小松菜奈は1番かわいい

なぜ小松菜奈がよぎっていたかと言えば、小松菜奈は今の日本の女優の中で多分1番かわいいと思うからです。
好みは色々あるだろうけど、小松菜奈の昨今のオーラと美しさは目を見張るものがあって、巷ではアンナ・カリーナを思わせるとか言われたりして、私以外にも「とりあえず小松菜奈は1番かわいい」という思いを持っていた人はたくさんいるはず(多分)。最近の小松菜奈は、とにかく1番かわいかったのです

小松菜奈は福山雅治ではない

1番かわいい小松菜奈が結婚したことで、小松菜奈を恋愛対象的に好きだった人はさぞショックだったと思う。わたしも福山雅治が結婚した時は泣いた。ただわたしは小松菜奈を恋愛対象的に好きだったわけではなく、ただただ「1番かわいい」と常に思い続けていただけでした。わたしの脳内フォルダでも福山雅治とは明らかに違うフォルダでした。
1番かわいいと思っている人が結婚するということが何故こんなにショックなのか、それはちょっと不思議です。

菅田将暉が小松菜奈の夢をみていた

そもそも小松菜奈と菅田将暉がかねてから付き合っていたことは、公然の秘密。わたしも知っていたし、その事実には特に心を動かされませんでした。にもかかわらず、結婚となるとこんなにも動揺してしまうのは何故なのでしょう。色々考えた末に、わたしが結婚というものを「普通の一般人がするきわめて生活感の強い行為」だと捉えているからなのではないかと思うに至りました。

話はズレますがあと2ヶ月ほどでわたしも今の彼氏と結婚する予定があります。それはとてもハッピーなことなのですが、結婚すると名字は変わるわ手続きは大変だわお金はかかるわで、意外とハッピー一辺倒ではないという気持ちになっています。名字も変えたくないし、本当に愛し合っているのなら(というかそこまで愛し合っていなくてもだけど)結婚などしなくても良いと思うのですが、結婚しないと会社から手当が出ないとか異動願いを出しにくいとか(今は遠距離で、異動して解消予定)、色々あって結婚しないと不都合が多いのです。

そう、わたしも結婚するのです。それも2ヶ月後に。わたしごときが。わたしごときが結婚するというのに、あろうことか1番かわいい小松菜奈がわたしと同じ幸せの形を追い求めていたことが、わたしにとっては大変な衝撃でした。

あんなに可愛い小松菜奈なのに、中身がこうも普通なんて、わたしには耐えられなかったのです。それは小松菜奈のイメージが崩れた!ということでは決してなく、「あんなに可愛い人にも一般人と同じような等身大の幸せを叶える権利が普通にある」というこの世界の事実に、何故かショックを受けてしまったのです。

小松菜奈はかわいい。1番かわいい。どう考えても1番かわいいのに、わたしと同じことをしている。どこかの市役所(いや区役所か?)に書類を1枚出すことにハッピーを感じている。わたしも多分2ヶ月後に感じる。小松菜奈とわたしの間にあるはずの隔たりが、奇妙な形で埋まったようで、わたしには世界の均衡が崩れて、新しい世界が突如到来した感じがしたのです。

しかも、菅田将暉が小松菜奈を相当に愛していて、この先も多分大切にするだろうということがこれまた何故か大変にショックなのです。聞けば菅田将暉は小松菜奈のことが大好きで、猛アタックの末に想いを遂げたとのこと。菅田将暉もわたしたちと同じように小松菜奈を夢見ていたのです。あの菅田将暉も。あの菅田将暉も小松菜奈は1番かわいいって思ってるのかよ。お前くらいは凡人と違う感覚であれよ!

結婚=愛の最終形態なのか?

わたしは芸能人も普通に幸せになる権利あると思ってるので、小松菜奈と菅田将暉が結婚して幸せになったらそれはそれは素敵なことだなと思います。それとは全く別のところで、1番かわいい人間たる小松菜奈が、しかもわたしと同じような年齢で同じような時期に同じような幸せを求めたということに、世界の序列の崩壊のようなものを感じざるを得ないのもまた事実です。
わたしとしては、1番かわいい人間は結婚みたいな普通のことはしないはずだったのです。少なくともわたしと同じような年齢では(ガッキーの時はもうちょっと年もいってたので、「落ち着いたのね」という感想になったものと思われる)。結婚って要は手続きなので、幸せな愛の具現化というよりは、経済的メリットを得るための凡人の生きる手段だと思うから。

だから小松菜奈がそんなことをするなんて、大変な衝撃なわけです。さらに言えば「結婚ってやっぱり愛の具現化の最終形態なのかよ!」という衝撃もあります。自分も結婚する身として。小松菜奈と菅田将暉によって結婚=愛の最終形態理論がより一層補強されている感もあり、ある種の恐怖も感じます。

とはいえ、世界で45億番目くらいのかわいさであろうわたしの衝撃や恐怖など全く関係ない世界で、小松菜奈と菅田将暉の新婚生活は順調に進行しているものと思われる。というか順調に進行していて欲しい。していると思う。
この度はご結婚、誠におめでとうございます。『糸』まだ観てないので、早めに観ようと思います。