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麗しの房州紀行 平群天神社

宣言延長。深夜のデニーズ に入ろうにも入れない。村上春樹の小説「アフターダーク」を真似しようとして失敗。カーティスフラーの代表作「five spot after dark」をかけながら薄明の中、車を走らせる。

すっかり日の昇ったマザー牧場ではネモフィラやラベンダーが咲き乱れ、

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子羊たちは母羊と一緒にまどろみ

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牧歌的すぎてヨーデルが聞こえてくる。天国もこんな風だったら良いと思う。

アスファルトの上で団欒を楽しむ猿。車が来てもおかまいなし。

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今回の目的地は伊予ヶ岳の麓にある平群天(へぐりてん)神社。文和2年(1353年)に北野天満宮を勧請したのを始まりとする由緒ある神社。学問・受験の神様だ。狛犬は前髪をまだあげそめない童女のよう。

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平群天神社の背後の伊予ヶ岳は愛媛県の石鎚山に形が似ているため 伊予ヶ岳と名付けられたとか。登山靴の紐を締め直し神社の奥へ。台風の爪痕深く、登山道の側に倒木が横倒し。山頂直下は鎖場。

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鎖場の写真?!…コロナ肥りの筆者に鎖場の写真を撮る余裕は…。

伊予ヶ岳の近くには、富山という山があり南総里見八犬伝の舞台となった場所である。フィクションでありながら、伏姫と犬の八房が過ごした洞窟や八犬士たちの「終焉の地」の碑まである。犬といえば最近リリースされたDMXのアルバムにSnoop Doggが参加していた。犬は相模湾はもちろん太平洋の向こうでも愛されている。

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たくさん歩いた後のご飯は格別。〆はばんやで鮮魚を食す。やはり花より団子なのでした。

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