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落ち込んでも食べること

始まりは以下の記事でした。

今年こそ長めの小説を書くぞ! そう息巻いて小牧幸助は一作の小説を書き上げて、とある公募に応募しました。そして、先日その結果が発表されました。

結果は、まったくだめでした。

手を抜いたつもりは一切ありません。いまの自分ができるかぎりの小説を書いたつもりです。それでも、だめでした。

そう簡単なものではないと、よく分かっているつもりです。これが初めてのことではなく、noteを始めるまえは何作も賞に応募したことがあるからです。それでも、一度も大賞をいただいたことはありません。

落ち込みます。平気なふりはしません。

何時間も、何日もかけて書いた小説に対して「あなたの作品には価値がありません」という扱いを受けたら、誰だって落ち込みます。嫌になります。

でも、仕方ない。受け入れることです。

そして、こういうときは美味しいものを食べるのがいちばんです。

そう思いながら今日のお昼、私はキッチンに勇んで立ちました。

photo by Komaki Kosuke

セロリが旬です。食べやすいサイズに切ると、爽やかな香りが漂います。

photo by Komaki Kosuke

鶏むね肉を切って両面を焼きます。鶏肉は安いのに美味しいからえらい。

photo by Komaki Kosuke

先日つかったレモンの残りが冷凍してあったので、お日さまで解凍しておきます。

photo by Komaki Kosuke

麺を茹でます。何の麺だかお分かりになりますか?

photo by Komaki Kosuke

正解は焼きそばの麺でした! 中濃ソースとケチャップ、それにオイスターソースを混ぜた特製ソースを絡めて焼き上げます。土曜日のお昼にふさわしい香り。

photo by Komaki Kosuke

今日は豪華に目玉焼きも焼いてしまいましょう。落ち込んでいる日には、ちょっとしたぜいたくも許されます。

photo by Komaki Kosuke

焼きそばにセロリを加えて炒めたら、もう完成です! レモンを添えて、目玉焼きをえいやっと載せましょう。良い半熟ぐあいです。

こってりとしたソースの風味と、レモンとセロリの爽やかさのバランスがとてもよいです。三月の休日のお昼にふさわしい一品でした。

noteをはじめるまえにも、賞に応募した小説が端にも棒にも引っかからず、落ち込むことがあったと書きました。でも、そのときといまではちがうことがあります。

それは、こうしてみなさまに自分の文章を読んでいただける機会があること。そして、なにより一緒に文章を書いてくれる仲間がいることです。ひとりではありません。私が主催するシロクマ文芸部 のレギュラー部員も30名まで増えました。

こうして、ちょっとだけ前を向いていられるのは、美味しい焼きそばと、みなさまのおかげです。いつも、本当にありがとうございます。

もうすぐ四月ですね。

また新しいことをはじめるのに、ぴったりな季節となりました。私は、まだまだ諦めません! みなさまと一緒に、また新しいことに挑戦していきたいと思います。

ではまた!




photo by Komaki Kosuke

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