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WEGO退職エントリー④

それは突然のことだった。

僕自身、出世とか名声とかまったく興味がなかったので、仕事を自分の好きなようにやらせてもらえればそれでよかった。それで結果も出していたし、結果を出して僕が好きな人たちがいい気持ちになれるならそれでよかった。給料交渉なんて正直一度もしたこともなかった。

そういえば給料の面談みたいなものも7年間働いて1度しかなかった笑。たぶん僕のやっていた事業自体が特殊すぎて既存のWEGOの評価制度に当てはまらなかったんだと思う。

とまあそんなこんなで、社内の立ち位置とかまったく考えずに仕事してたわけなんだが、当たり前だけど会社というのは社長がいて役員がいて社員がいる。ピラミッドになっているのだ。

親会社が変われば社長も変わる。社長も変われば、僕の働き方も変えられる。当たり前のことだけど。そしてWEGOで僕をこんなふうに好きに働かせてくれて、そして背中を見せて僕のビジネスマンとしての道を教えてくれた存在である中澤さんの元で働けないのであれば、辞めよう。瞬時にそう思った。

と同時に今までやってきた事業の責任はどうする?っていう気持ちもあって、正直悩み続けた。

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だけどベースの考えとして、辞めることは前提でどうしようって悩んでた。どうやって今の事業をより良い形で引き継ぎながら辞めようかと、結構現実的に悩んで実行していった。そこから辞めて起業するまで約1年かかった。

自分がピラミッドの上にいて組織を作らなければ、永遠だと思ってた楽しい時間もあっという間にルールが変わってしまう。

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僕は『人生は永遠の17歳』というテーマでアイドルグループを作ったりするくらい、『今を生きる』ことを大切にしている。

だからこそ、周りから見たら38歳で家族もいて会社を辞めて起業するって結構なリスクだけど、安定よりも今を生きることを選んだ。

とまあ、そういう理由で僕はWEGOを辞めました。

31歳で入社して38歳で退社。WEGOに30歳代を捧げた。振り返ってみても最高に楽しかった。楽しかったからこそ、未来を求めて起業という形でWEGOを去った。

あれから3年が経って、結果、今も最高に楽しい。WEGOにいた頃と変わらず、仲間たちと挑戦して失敗したり成功したり。

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20代の頃もそれはそれで楽しんだけど、WEGOに入ってから本当の人生が始まった気がする。そのくらい人生にとってのインパクトだった会社。

次はそれを自分の会社が越えるようにならないといけない。頑張らなきゃなー。


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