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常に超えなければいけない、何かがある〜ロボットネイティブが生まれる社会〜(後編)|人成塾(GROOVE X(株)代表取締役・林 要)

ノンフィクション作家・小松成美がゲスト講師を選び、次の時代を生きるためのヒントをありのままの言葉で学ぶ『人成塾(じんせいじゅく)』。今回の対談ゲストは「”ロボティクスで、人間の力を引き出す”」をミッションに掲げるGROOVE X株式会社代表取締役、林要(はやしかなめ)さんです。

LOVEを育む家族型ロボット、LOVOT(らぼっと)。触れると柔らかくて、いきものみたいな体温があるこのロボットが生まれるまでの軌跡、「テクノロジーで動くもの」を追い求めた幼少期からの挑戦、林さんが考える10年後・20年後のロボット社会など、幅広いテーマを語っていただきました。
<文>ロマーノ尚美<編集>池田アユリ,yasu

LOVOT(公式HP引用)


『風の谷のナウシカ』のメーヴェ模型づくりから、F1カー、そしてロボットへ

小松:ここからは林要さんご自身のお話を伺いたいと思います。林さん自身はロボットや車やテクノロジーというものが好きな子どもだったんですか。

林 :好きでしたね。エンジニアだった父親の影響を受けて、ものづくりや形のあるものに興味がありました。

小松:大学では空力、エアロダイナミクスを学ばれたとの事ですが、どうしてその分野に興味を持たれたんですか。

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