みなさんこんにちは。

先日、古典日本髪の結髪師である

中山ひろみさんのショートリールを制作させていただきました。

この日、髪結いの講習に集まったのは
美容師さんやお針子さんなど3名の方々。

淡々と準備を進めていつの間にか髪結いが
始まっていました。

なんとも無表情で不気味さすらある
マネキンでしたがどんどん髪が
結われていくにつれて凛とした清澄感のある
雰囲気になっていく姿に
非常に驚きました。

もともとは男性の真似をすることから
始まったと言われており

特に江戸時代には歌舞伎などの民間芸能が
盛んだったことから髪結いのレパートリーが
著しく発展したそうです。

映像でも中山さんが
「髪の毛はアンテナのようなもの」
とおっしゃっていますが

僕も知り合いの美容師さんに

「短い髪はエネルギーの流れが早く、
小さく集中する。

長い髪はエネルギーの流れがゆっくりで、
大きく捉える」

と聞いたことを思い出しました。

アメリカインディアンも徴兵時に髪を切られ
それまで発見できてた地雷が
一切見つけられなくなったという噂話も
興味深いですね。

地球の植物が地表を覆う
毛のようなものだとしたら
動物の毛と植物の機能や役割は
同じなのかもしれません。

そんな不思議な髪の毛を様々な形に
結い上げていく日本髪とその文化は
本当に面白い世界だなぁと思います。

髪をただのモノとしない
ある意味最先端の解釈や機能面から
日本髪の本質を探ってみたい
そんな好奇心に駆られてしまいます。

本当に私たちの先祖が残した文化は
面白いものばかりですね。

中山さんは昨年、オーストリアの
ウイーンで行われた文化交流のイベントでも
日本舞踊の立方の髪結いをされています。

また、2024年5月6日島根県の松江城で
古典日本髪結髪イベントを開催予定です。

興味のある方はぜひ問い合わせしてみてください。

https://www.instagram.com/hi.romi3568/