インドに来てしばらくは、とても不味くて飲めなかったのが、「バターミルク」です。名前から想像する甘いカルピスのようなイメージですが、全く違う飲み物でした。
「バターミルク」は、プレーン・ヨーグルトを水で薄め、クミンシード、生姜、コリアンダーの葉、塩などが使用されますが、地域や個々の好みによって異なるレシピがあるそうです。
社食では、大きな寸胴鍋に氷と共にどっかりと置かれ、各自がレードルを使い、カップに注ぎます。そして、その横に置いてある、刻んだ山盛りの生コリアンダーを好きなだけ入れて飲むのです。お代わり自由です。
日本人には信じられない飲み物です。ところが、インド女性陣は大好きなようで、これを白いご飯にかけて食べます。どうも美容に良いそうです。４０℃を超えるインドの真夏に耐えるには、消化を助け、体をクールダウンさせる効果があるそうです。
しかし、コリアンダーが駄目な日本人にとっては「悪魔の飲み物」のようです。
ところが、ある日、何故か、難なく飲めるようになりました。