頑張ることが前提の自分

今まで頑張ることが当たり前だと思っていた。無意識に。
勉強も部活も全て人より頑張っていたし努力して結果を出してきた。先生や生徒から良い評価をもらっていてすごく優等生だった。
なぜそんなに頑張っていたのか。
今思えばどこか自信がなくて誰かに認められたいという気持ちからきていたのかと思う。
周りは裕福だったが、私はひとり親で裕福ではなかった。なんでも与えてもらって、のろのろと生きていられる人が羨ましかった。私は何かを頑張っていないと人に見てもらえない、存在を肯定してもらえないと考えていたと思う。
とにかく認めてもらいたかったのだと思う。

小中高時代は頑張れば結果が出ていた。
先生に褒められたり友達から信頼してもらっていた。
そういう経験からいつしか頑張っていない人間を見下していた。なぜ頑張れないの?と。
そして頑張れない人はダメだと否定していた。

しかし、体を壊した時、なんの気力も湧かず、何も頑張れない自分になった。
毎日夜は寝れないし朝は起きれない、食欲はないし胃が痛い、お腹の調子が悪い、ずっと起き上がれずに1日布団の中で寝ているかスマホを見ているか。そんな生活がしばらく続いていた。
私はそんな自分が本当に嫌だった。情けない。
何も頑張れない人間になって怠惰でネガティヴで、ダメ人間だ。自分を否定したし認められなかった。自分に価値がないと思うようになった。


そんな経験から
頑張れない人は、何か色々深い事情があると思えるようになった。理由があって頑張れないし、わざと頑張らないようにしているのかなと思うことができる。少しは寛容になれたと思う。

今まで頑張ることが善という考え方が基礎になっていた。とても生きづらかったなと思う。

しかし今はそんなこと1ミリも思わない。
私は頑張らない生活をする!!それで良いの。
怠惰で良いしのんびりしてて良い。
自分の好きなことをすれば良い。
質とか効率とか考えないでいい。
だらだらして心を回復させるのが1番大事。

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