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ミュージカルゴシック「ポーの一族」感想文

明日海りお様。
あなたはどうしてそんなに全く自分とは違う生き物になれるのですか。
今に始まった話ではないですが。
確か30歳は過ぎましたよね。
14歳の外国の少年に見えますよ、前もそうでしたけど。
今回は何というか、もうそこに日本人・明日海りおはいませんでしたよ。
さらに恐れ多くてファンにもなれないです。

なんていう心の声から始めてしまいましたが、ついにミュージカル「ポーの一族」を観てまいりました。
3年前に宝塚歌劇団花組にてトップスター明日海りおさん主演で上演された「ポーの一族」。
今回は、宝塚歌劇団を退団された女優明日海りおさん主演による再演。
私が1番好きになったタカラジェンヌは朝夏まなとさんなのですが、心から敬服するのは明日海りおさん。
それを決定づけたのは3年前の「ポーの一族」。
主人公エドガーを演じる明日海さんの生命力に圧倒され、心から敬服したのでした。

「ポーの一族」は、バンパネラ(吸血鬼)になり、14歳の姿で時を超えて生き続ける少年エドガーと彼が出会う人々を描く物語。

今回は、エドガーとともに時を超える少年アランを千葉雄大さんが演じていました。
初めてミュージカルに参加されたそうで、この難役に挑む姿が大変けなげでありました。
また、この作品に参加することを選んだ千葉雄大さんに役とは逆に男気を感じました。
やはりね、人間は難しいことをやらないと伸びないから。
千葉雄大さん出演のUR都市機構のCMを見る目がこれから変わると思います。

また、ずっと一度お目にかかりたいと思っていた涼風真世さんの一人二役の使い分けと迫力にもビックリ。

エドガーの妹、メリーベル役の綺咲愛里さんも可憐で宝塚歌劇団にいた頃より歌がとても上手に感じられました。

あと、名前はわかりませんが、ホテルブラックプールのホテルマン役で真ん中にてジャンプしていた方!空中で止まっている時間が長くて息を呑みました。素晴らしかったです。
一回きりの観劇でしたが、本当に無事観ることが出来て幸せです。

明日海さん、近々朝ドラ「おちょやん」に出演されるそうですね。
また全く別人になるあなたを観るのかと思うと嬉しさ半分恐ろしさ半分です。
つまり、楽しみです!


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