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「好きを仕事に!」が危険な理由

「好きなことを仕事」にしよう!な風潮について、ちょっと危険な空気を感じているので、メモ。
(なんか今後、こういうこと喋る機会がありそうな予感だから)

★★★★★★

①自分が好きなことを仕事にしよう!と自己啓発される

②今の職場は苦しいから仕事を辞める

③無職になって自分の「好きなこと」を探し出す

④収入はないが時間があるのが怖くてボランティア活動を始める

⑤自己啓発の師匠に会いに行きタダ働きを促される

⑥生活が苦しくなるが引っ込みがつかない

⑦楽して儲けるいかがわしいビジネスで一発逆転を狙う

⑧当然、騙されて状況が悪化する

⑨家族から見放される

⑩好きでもない仕事を好きな仕事だと思い込んで引きつり笑顔で我慢しながらやる

善後策

A:好きなことと本気の起業は違う。
 起業家を生み出すことをなりわいにしている先生は「好きなことを仕事にしよう!」と言いがちなので気を付ける。英語教材の営業マンに英語を教わるのと、英語を母国語とする普通の人に教わる違い。

B:自分のキャリアを客観的に見直す。
 ③④で仕事がないことを受け入れる。
 ここで無駄にスケジュールを埋めずに暇な分が自分の現在の市場価値なんだと受け入れる覚悟がいる

C:⑥⑦まで来てるなら、自分のチカラで今貰っている(これまで貰っていた給料)をどうやったら稼げるか、考えて、行動してみる。
 ちなみに、もらっていた給与が20万円だからと言って月の売上を20万円見込めれば起業できると思っちゃう人はかなりヤバい。
まず、リアルを話してくれる経営者に、いろいろ教えてもらった方がいい。

ただ、そんな⑥⑦な人にリアルを話してくれる経営者は少ない。ようやく見つかったリアルを話してくれる経営者も、まだ全然稼げていなかったりして、今さら現実の厳しさを知るでしょう。

つまり最初の①②③のあたりで、現実を知ることはできる。実際経営している人、フリーランスで成り立っている人に会うことはできる。
それを見ようとせずに、気持ちがいいことばかり言う人とだけ付き合うと、仕事も家族も失うかもしれない。

※今朝は久しぶりにお兄ちゃん一緒に行ける時間に起きた。この8年、朝の支度の95%は本当にパパがやっていますが子育てしながら経営するリアルは、そりゃ、いろいろある。

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