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Z世代からバブル世代まで、変化する今の時代の価値観とは

プライベートや、ビジネスシーンでも思うのですが、時代と共に人々が求めているものが変わってきていて、より本質的なものを求めている時代に入っているように感じます。昭和、平成、令和と時代が進み、物の量・物の質・情報の3つ全てが溢れるように充足した結果、社会は次のステージに入っているように思えます。

ですが、普段プロダクトやサービスに触れる等、生活していて価値を感じる事は多くても、なかなか言語化するのが難しいテーマなのではないでしょうか?今回は価値観に関して、自分なりにまとめてみようと思います。

幸せ神話の崩壊

子供として生まれてきて、義務教育を施され、高い偏差値の学校へ通い、終身雇用が前提の高い給与の大企業へ就職する。このストーリーをなぞるように生きてみると、物質的に豊かになり、資本主義の価値の中で幸せに暮らすことが出来るとされていました。しかし、この当たり前が、令和の時代、崩壊されていっています。

何故ならば、僕たちは物質的に、既に豊かになっているからです。もちろん家庭環境に多少左右される部分もあるとは思いますが、今の日本社会では衣食住に困るどころか、趣味でさえ、お金がかかる事がほとんどありません。スマホ1台あれば何でもできる時代になっています。

昭和の時代ではお金が無ければ、異性にもモテない。趣味や遊ぶ事も出来ない。車が無ければ遠出も出来ない。ですが、令和の時代では、ゲームは無料。出会いもSNSで無料。月額1000円ぽっちで、予算数十億円のドラマも見れてしまいますし、インターネットでほぼ無限の量のコンテンツを見れる。旅行ならカーシェアで安くどこへでも行けてしまいます。まさに対極にあるような時代が現代ではないでしょうか。

つまり、幸せに対する考え方の優先順位が、大勢の人々の中で急速に変化しているように思えます。

僕たちは生きる意味にぶつかっている

個人で幸せになるためには何が必要なのか。今のZ世代から、バブル世代まで同じ悩みを抱えているのではないかと僕は考えています。それは生きる意味です。

幸せ神話が否定され、VUCAと言われるような、不景気不安定で先が見えない時代に生まれ、資本主義的な価値ではない自分軸を求めているZ世代と、好景気で分かりやすい幸せ神話で、家族や資産を作り上げたバブル世代。狭間にいる世代の方々もいると思いますが、皆求めているものは同じなのではないでしょうか?

つまり、日本の経済が成熟した結果、人間古来の悩みの本質にたどり着いたとも言える気がします。

人々が資本主義に見出す新たな意味

そして、令和の時代。インターネット革命を経て、膨大な情報量から巨大なビジネスが沢山生まれた半面、有象無象の情報社会の中で、表面的な価値だけのインフルエンサーやサービスも現れては消えていきました。

その分、人々は目が肥えて、本当の意味で魅力ある『本物』かつ『意味』があるものに価値を感じ、共感、協力、顧客として繋がりを持つことで、幸せを感じ、求めているのです。

そういったサービスや人物の背景には、様々な要素があるとは思いますが、本質的な意味の価値を提供できる人や会社が、資本主義の中でも評価される時代の波が、少しずつ来ていると感じています。


最後は人々が何を求めているか、という話になってしまいましたが、僕自身(Z世代)の人間としては、生活していてこのように感じる事が多いです。ビジネスのチャンスも幸せに生きるコツも『意味』に集まっていると思っていますので、参考にしていただければ幸いです。



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