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「なんで勉強しなきゃいけないの」という13歳息子氏への返事

テストが近づいたり、勉強が難しくなってきてイライラしてくると、こんな勉強何の役に立つのって、子供って言うよねー!
うちは2人子供いるけど、2人とも言ったよ。永遠かよ。
そこで、今回息子への問いに、真面目に応えるべく、手紙にした。

息子氏へ

なんで勉強しないといけないのってゴネていたけど、理由があり過ぎて、お母さんには、勉強しなくていい理由が逆にわからない。

したい勉強だけするというのは、基礎力が身につけばできること。高等教育になってこそ、どんどん勉強は面白くなるよ。

でも、「この世に字というものがあってだな・・・」みたいな段階の人に、作文はできない。基礎があってこそ積み上がるものだと思う。

義務教育は日本人として最低限、ここは押さえておこうとしたものを系統立てて小学校から積み重ねて計画的に勉強のカリキュラムを組んであるもの。

めっちゃ学習効率を考えてある。そうまでして、国民全員の共通認識を作ることが国にとって有益で、国民の人生にとっても有益だから、無償化してどんな子供でも教育を受けることができるように整えたんだよ。だから、苦手得意はあっても、勉強しない理由にはならない。

その上で、学校以外で勉強したいものがあるなら、どんどん勉強すればいい。

お母さんは中学生の時、毎日本を一冊は読んだし、毎日絵の具を使って絵を描いて、絵の具や紙の特性を体感した。だからと言って知らないことだらけだから、勉強は終わらないと思う。本当にお母さんはちっぽけな存在だよなと思う。

そしてそこが勉強のいいところだとも思う。

こんな日もあったのに成長したねえ・・・

ここでおしまい、勉強は尽きました!ということは起こらないので、人はいつまでも全知全能の存在になれない。だから謙虚でいられるし、他者を尊重しないといけないと思うよね。自分にできないことをあの人はできるって言うのが、社会であって、支え合いで成り立つのが自分と他者という存在のいいところだから。

でもそのことに気付けずに、無知なことを知らず尊大になる人もいるよね。それは勉強という挑戦を怠るから起こるんじゃないかと、お母さんは思う。

井の中の蛙大海を知らず

って言葉があるように、知らないことを知らない人は、自分の世界で満足して尊大になるんじゃないかと思う。

あと、プラス思考が行き過ぎていい気になったり傲慢にならないように、自分を観察するように気をつけてもいる。それでも失敗をするし、ああ、勉強が足りないなといつもガッカリするし、励みにもなるよ。

勉強だけじゃない大切なものがあるのは当然だけど、だから勉強が大切じゃないという図式にはならない。
勉強って、ここまで積み上げてきた人類の宝なんだと、お母さんは思う。


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