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海に行くと事件が起きる

上京してからかれこれ10年と少し。
初めて関東近郊の海に行った。

7月の初めに飼った犬のねぎとの初めてのドライブとして海に行ったのだ。
ねぎはまだワクチンが3回終わっていないので外に出る時はずっと抱っこをしていた。
暑さ対策を万全にして海に行き、子どもたちが遊ぶのを見守りながら私も足元だけ海に入って夏を感じていた。
久しぶりの海はいいな、やっぱり夏は海だよなあ、、などと考えていた。

あまりに暑いので滞在時間を短めに車に戻ったのだが、ここで事件が起きる。
車のバッテリーが上がっているのだ。
夫が色々と試してくれている間、冷房の効かない車内で私と犬と子ども2人が待ち続ける。
もしかしたら次で直るかもと思いながら待ち続けるが車内はどんどん灼熱に…。
ねぎに水分を取らせようにも、持ってきた水もお湯に変わってしまっているし、水筒の中身もすべて使い切ってしまった。
ねぎの呼吸も荒くなりつつあったので、近くのマックに移動。
ロードサービスを呼んでいる間、子どもたちは中でハンバーガーを食べて、私はねぎと外で待っていた。
ねぎに少し水をかけつつ、水を飲ませて私は特大の飲み物を飲みながら待機。
そして40分ほど待ってロードサービスの方が到着。無事直って帰路についたのである。
海で遊んだ時間よりはるかに長く車のトラブルに時間を取られ、疲労困憊の中で帰宅した。
家族4人と1匹なにごともなく帰宅できて、ホッと胸を撫で下ろして眠りについた。

思えば地元にいた時も海は数回しか行ったことはないが、そのどれもいい思い出がないように思う。
クラゲに刺された疑惑が出たり、誘拐されかけたり…。
暑さに弱いタイプなのもあって、学生時代に友達同士で海に行ったりすることもなかった。
海に行ったのは実に20年以上ぶりだったのだ。

またしばらく海に行くことはなさそうだなと思いつつ、子どもたちにまたすぐ行きたいと言われ、苦笑いしかできないのであった。
バッテリー上がりにはくれぐれもご注意を。

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夏の思い出

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