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結婚生活を支えていることば

夫とは結婚7年目。
他のご家庭の事情はわからないけれど、仲はかなり良い方だと思う。

2人で外を歩く時はいまだに手を繋ぐ。
仕事で嫌なことがあるとお互いに電話をかける。
毎日何度もハグをする。
ここ最近は喧嘩をした記憶がない。

もちろん結婚生活の中で衝突したり、少し嫌になったことはある。
夫も私に嫌気がさしたのは一度や二度のことではないだろう。
子どもが生まれたり、ライフスタイルがどんどん変化してきたのだから当然のことだ。

それでも結婚生活を続けることができている。
夫の宇宙のような広い心に感謝していることは言うまでもないが、私の中で結婚生活を支えることばがあるので紹介したい。

『逃げるは恥だが役に立つ』の中でみくりのお母さんがいうセリフだ。
「(お父さんのことを)愛してるわよ、お互いに努力して」

結婚が決まって間もない頃、逃げ恥を見ていた私はこの言葉にとても感銘を受けた。
結婚とは運命に引き寄せられた2人がするわけじゃない。
他人が家族になるということなのだ。
距離が近くなるほどに嫌なところばかりが目につくようになる。
だって他人だもん。
他人という関係から家族になることは努力が必要なのだ、と知った。
当時の私はなんとなく自然に今の延長に家族になる未来があるのだと漠然と思っていた。

それから折にふれてこの言葉を思い出すたび、ことばの深みはどんどん増していった。
私の結婚生活とは切っても切り離せないことばだ。
努力して愛するなんて変だと思われるかもしれない。
しかし、私は夫を愛するための努力をしていたいのだ。それが私の幸せなのだ。

現在に至るまで仲良く暮らしてこれたのは、私の努力が実った結果だけではなく夫の優しさによるところが大きいだろう。
そんな夫に感謝の気持ちを忘れず、これからの生活の中でも努力を続けていきたい。


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