マッチングアプリやってるとごく稀に女子大生からいいねして貰えることがある。

たまたま好きな本や作品が一緒だったり、理由は色々なんだけどたまにそんなチャンスが訪れる。

会ったらもういつものパターンである。カフェに行き、1時間半〜2時間で切り上げる。

話す内容もマッチングアプリで初対面ですべき内容は実は大体決まっている。気になったらYouTubeとかで探してみてね。

そんなこんなでもうご飯来てくれた時点で実際は大体勝負はついている。

歳離れてて話し合うの？って言う人もいるかもしれないが同じ人間っていう共通点があるからそんなに心配することはない。

あとは地球の長い歴史を考えれば同じ時代に暮らしてる時点で同世代である（さすがに無理ある）。

さて、あとは帰り道の雰囲気次第だなぁ〜と僕は浮かれてその子と手を繋いで歩いてた。

地方から上京してきて親に恩返しするために真面目に勉強をして、就活も真剣に考えてる人。私付き合った人は幸せにできる自信があるんです、って言う。

なるほど、うん...

僕の心の中で

こんなことやめにしたら？

と僕の中の天使が囁いた。良心の呵責である...。笑

僕は自分の中の煩悩を見ないふりをして帰り際に駅まで真っ直ぐ向かって、見送った。僕よ、よくやった。もう会うことはなかろう。

そりゃ30代の男の方が余裕もあるし良い店だって知ってるだろう。でも学生の頃に損得なしに同世代と付き合うのも大切だと思う。

それにどうせ僕はもう当分女の子に対して本気になれそうにないし、きっと傷つけちゃうだけだ。

もう会うにしても恋人は要らないって女の子と遊ぶくらいだな。

僕は同世代の男の人より身なりには気を使ってるほうだと思うし、正直若い女の子と遊んでて若々しくあれたところもあると思う。

だけどそれと同時にスレていってることが否めない...。笑

だけど男の魅力も飽和してくるんだよな。身体を鍛えて服装に気を使って、清潔感がある匂いで、お喋りもほどほどにできれば良い。

後天的なところで伸ばせるところがあれど、最後は持って生まれたオスとしての遺伝子の種の強さになってくる。

伸び代は努力したての若い頃の方が大きくて、当時の方が実感もあった。

正直いつかくる「大本命の相手と出会ったときに最大限のパフォーマンスを出すため」というのは少々今の僕には言い訳がましい。

もう異性と付き合うってことすらも関心がない。いつか来るお別れも悲しいし。

極論付き合ったら、男女は別れるか結婚するかの二択になるしな。

恋人と誕生日を祝ったり、恋人と季節のイベント事もいまは楽しめそうにない。

最近は友人と旅行に行って綺麗な景色を見たり美味しいものを食べたりするようになってきた。

あとは春から英会話を始めた。外国人の友人が出来たし、英語も少しずつ話せるようになってきた。

あとは後輩や家族に美味しいものをご馳走したり、そういうことに使うお金がよっぽど有意義に思える年齢になってしまった。

そろそろやめにする時期なのかも、と思った今日この頃。