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Run for Fun02:スロージョグでめぐる日野市(パン屋編:ベッケライならもと)

僕のジョグのコースはパン屋を「点」としてそれらを線で結ぶように決められることが多いです。好きなパン屋や行ってみたい店を見つけるとその「点」を結んでコースを決めてジョグします。
さらに言えば途中歩いても全然良いと思います。
ジョグしたり、歩いたり。そうすると、もはや運動というよりは娯楽に近い感覚で楽しめます。ウォーク&ラン。
時々、ランナーの中には「頑張ること」「苦しさに耐えること」を無意識の前提として、走っている途中に歩くこと(楽をすること)を避けたがる人がいますが、歩きには歩きの運動効果があるし、何よりジョグは楽しいものであるべきだと考えているので、僕は歩きたいときは歩きます

7K強の周回コース。

このコースは僕のパン屋巡り定番コースですが、その中でもライ麦の入った噛みごたえのあるハードパンに関しては「ベッケライならもと」一択です。
このパン屋との出会いは意外にも居酒屋です。
僕は家族で食事をするときによく「やきとり千鳥」という居酒屋に行くのですが、そこのマスターの伊藤さんが「ここのパン屋、美味いんだよ」と出してくれたドライフルーツが入ったハードパンが衝撃的で、それから通うようになりました(この手のパンはお酒と合うんですね…)。


お店の外観。こぢんまりと入りやすい感じ。

このお店は人気があって遅い時間に行くと買えるパンが少ないので注意。それと日によって焼かれるパンが異なっているので、目当てのパンがある場合はその曜日を狙っていく必要があります。

このようなスケジュールがお店の外に貼られています。
人気があるだけに午後になると選択肢が少ないようです。

個人的に他の追随を許さない(?)と感じるのは、ハードパンとドライフルーツを組み合わせたパン。例えば、D・F・Oという、デーツ、いちじく、オレンジピールを入れたパンなどは、噛みごたえとドライフルーツの甘さが最高にマッチしていて、僕の好きなパンの一つです。
お昼前にジョグで買ってきて、ヨーグルトやフルーツ、野菜などと合わせてランチにして食べると最高に幸せな気分になれます。

D・F・O
外側からは想像できないほどしっかりとドライフルーツが入っています。

もちろん、お昼時に店に入ればチーズナンやサンドイッチなど美味しそうなメニューも揃っています。

チーズナン

写真のようなチーズナンは、全体としては普通のチーズナンなのですが、やはり生地は旨いなと思いました。
それでもこうしたパンは他の店にもそこそこ美味しいものがあるので、結局僕はハード系のパンを選ぶことが多いです。

シュバイツァーブロート。
左からバケット、明太バケット、チーズスティック、マスカット。

ジョグの途中で度々寄る中で感じるのは、やはり上の写真のシュバイツァーブロートのようなパンにベッケライならもとの魅力が詰まっているということです。
ライ麦の入ったスイス風のパンは外はハードながら、中はもっちりとしていて夕食パンとしてバターを塗って食べると最高です。僕はギネスのような黒ビールが好きでよく金曜に飲むのですが、このパンと合わせると幸せ気分になれます。

ちなみに僕はお酒は週に一回金曜日と決めて飲んでます。それはストイックなわけではありません。単にその方が飲んだ時、より美味しく感じるからです。制限や節制がより大きな快楽を生み出してくれるのは運動にも似ているかもしれません(高強度の運動はキツいですが、完遂した後の達成感や快感は低強度のものより大きく感じるみたいな)。

パイ(マンゴー)とベルリーナ(ジャム入り揚げパン)。

ただし、ベッケライのパイやベルリーナ(ジャム入り揚げパン)も、かなり上質だということは付記しておきたい! やはり作りが丁寧で質の良い素材を使っている店は基本的に何を食べても美味しいです。
その中でドイツのパン菓子のベルリーナは(おそらく)手作りなのだろうかと思われる酸味の強いジャムが美味で、カロリーを気にしないのであれば2、3個くらいパクパク食べたい! 
まあ、そこは中年ランナーのパン屋紹介なので「推し」はハードパンということで宜しくお願いします。
ああ、なんかこの記事を書いていたら食べたくなってきたなあ。日曜はシュバイツァー生地のようなので、ジョグしてこようかな。



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