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許さなくてもいいんだと思った日

どうも、こなついつかです。

本日は、ちょい暗めの話かもしれません。
この本を読んで、これまでの思いに腑に落ちる答えをいただけたような気がしましたので、その話をしようと思います。

許せない感情から解放されたかった

私の許せない人とは、両親のことです。
どんなことがあったかは、いろんなことがあって上手く伝えられないというか、
非常に私の主観的な事実なので、ここでは控えようと思います。

両親から見たら、18歳まで衣食住を与えて、立派に育て上げたのに感謝もしない親不孝者の娘になぜ責められなければいけないのか。という立場なのです。

私の傷ついたこと悲しかったことは、両親としては、愛情の裏返しで正しい行為なのですから、私が正直に思いを伝えたところで頭のおかしい娘にしかなりませんでした。

私の中で、愛されたかった悲しい感情と、怒りに狂った復讐心と遠いようで隣り合わせの強い感情が過去の記憶から引っ張り出されてくることが割とよくありました。

その精神状態は、辛いのでどうしたら、恨まなくて済むのか誰かに相談したかったのですが、その答えは誰が持っているかわかりませんでした。

私の中で、親をよく思わないことは悪いことだというのが固定概念としてあります。だから、許せない感情を自覚していても、友人や職場の人間関係で親に対する思いを素直に打ち明けることはできていません。

許さない心と生きていく

紹介した本の先生いわく、許せないのなら、無理して許さなくて良いとおっしゃっていました。

精神科の先生に肯定されると、勝手に安心感があります。
今は、両親とは離れて暮らし、なるべく連絡は取らないようにしています。

父母に対してどうしてそのような言動や行動をとるのか、分析し、両親の生い立ちを知り、哀れに思うことはあります。

ですが、私は自分の人生に不幸な時間があったことが良かったと美化したいとは思いません。

どのような許すためのアプローチも父が私に対して威厳を振るい、母が愛情を求めて、その場しのぎの言葉を並べる以上、私は水に流せない感情と共存しながら、両親と仲良くするというカオスを生きることになります。

その方がよっぽど危険な精神状態となります。

私は両親を許さない感情と生きていくことにしました。
許さなきゃいけないと思うほど、いろいろ考えさせられて辛くなるので、
考えるのを辞めるために、許さないままでいようと思います。

なので、復讐心と恨みと葛藤しなら生きるのとはちょっと違います。
これは、許したいときに感情が衝突して起きる精神状態だと思います。
許さないと悪い子だと自分を責めるのを辞めました。

周りにも言いたいけど、怖い

私の自己開示の中でも、最も言いにくいことは両親とのことです。

友人や周りの人が愛されて大切に育てられていることが分かればわかるほど言いにくくなってしまいます。

そして、多くの人は私が当然に両親に愛されて、大切に育てられたと思っています。その前提で話を振られると何にも言えなくなってしまいます。

育ちが悪いと思われるなとか、嫌われるんじゃないか。
両親に会いたくないし、会わせたくないと言ったらどう思われるだろうか。

本当は言いたいけど、自分から言い出すハードルは高いなと
生きていてひしひしと思います。

自分を楽にする

次、両親と会うときは、祖父母が危篤のときか、両親がお隠れになった時だと思うと、何かスッと憑き物が取れたような気分になりました。

両親と私はお互い、交わらない人生を進んでいきます。
私は自分の人生をよくするために生きられることが、嬉しいです。

では、この辺で。



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