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サーファーも知っておきたい肉離れ

こんにちは。
サーファーズ身体管理学
近藤政隆です。

いや~寒い日が続いていますね、、
千葉北の朝イチは流石にヘッドキャップ、、
(屈強な方は別、、)

さて、この季節は筋肉も冷えて血液循環が悪くなっています。

そんな時に気をつけたいのが肉離れです。

筋肉がつっただけならまだしも肉離れをしてしまうと復帰まで慎重にいかないと俗にいうクセになって再発を繰り返してしまいます、、

そこで肉離れについて知っておいてもらいたい4つのポイントをご紹介します。

肉離れとは?

テイクオフ、ワイプアウト、リップアクションなど急激な動きや切り返しが多いサーフィンは瞬間的に筋肉に無理がかかります。
その時の疲労や血流が悪かったたりなど様々な悪い条件が重なると肉離れがおきて怪我をします。

また、外的要因以外にも大人サーファー年代は既往歴や年齢、筋力低下や柔軟性低下、関節可動域制限、筋疲労、バランス能力低下などの身体機能低下の原因もあげられます。

久しぶりに運動会でハッスルしたお父さんですね、、

負傷箇所はスポーツ全般的に(サーフィンでも)特にもも裏、もも前、ふくらはぎと下半身に起こりやすいです。

多くは筋肉の中心部で起こるものより「筋と腱の移行部」で発生するものが圧倒的に多いと言われています。

肉離れの症状は?


「やっちまった!?」(T_T)
って、とこの筋肉に痛みが生じます。

痛みは、伸ばしたとき(ストレッチ痛)力をかける時に強く出ます。

そのため、ももやふくらはぎに肉離れをし重症だと、体重をかけるだけで痛みが強くなり、うまく歩くことができなくなってしまいます。

マジでツラいです、、

で、重症な肉離れは見た目も変化しちゃう場合が多いです。

痛めた部位がへこんだり、内出血を伴ったりすることがあり、その後整形外科等で診てもらいMRIなどで診断するとⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と重症度が分類されます。
*ここでは割愛します。

肉離れをすると筋肉はどうなるのか?

内出血を伴う重症の肉離れはその後回復の工程でその傷口を埋めるように「血腫」が形成されます。

そして、この血腫は「瘢痕組織」に置き換わります。

この瘢痕組織が入り込み、その後数か月かけて筋肉組織に入れ替わって治癒をしていくんです。

瘢痕組織は、完全な筋肉ではなく「手前の物質」です。

例えるのが難しいですが、手術後の傷跡がピンク色に膨らんでいる場所があると思います。そこです。

あとは切り傷がケロイドに変っていく、、

そんな感じです。(大雑把すぎる、、)

で、この瘢痕組織は筋肉ではないので、当然耐久性、伸縮性が劣るため、瘢痕組織部分で再受傷しやすいです。

めっちゃもろいんです。

この入れ替わり前は筋肉と瘢痕組織という別のものがくっついているだけなんで非常に弱いんです。 

でもこの時って痛みはなかったりします。これが大きな勘違いを生みます。。

再発の順番を整理

ここで40代オッサンサーファーの再発の例を時系列で書いてみます。

テイクオフの瞬間ふくらはぎをやってしまう。

→つっただけかと思いきや肉離れだった、、

→歩けないほどの激痛(医者に行って安静にしろと怒られる、、)

→しょうがないから安静にしておとなしくしている。

→負傷箇所に血腫ができる

→瘢痕組織に変わる

→傷口が塞がるから痛みが軽くなる(なくなる)

→お!!治ったと勘違いする、、( ゚Д゚)

→再び海に行きテイクオフ!!

→再発する、、

→繰り返す、、、

→クセになる、、(T_T)

こんな感じです。。。

クセになってしまうと本当に厄介です、、
しない為にはどうするかが重要ですね。

まぁ、当り前田のクラッカーですが最も大切なのは「初めの受傷時にしっかり治すことが出来るか」です。

怖い話ですが再発を繰り返していると、傷口はいびつになり、期間をしっかりとっても元の筋肉に再生してくれなくなります。

絶望的、、、

でも、そうなってからでも、ある程度はマッサージなどで固くなった部位をほぐしてリハビリをしっかりして努力する事で変える事は出来ると思います。(ここも割愛)

人間の体ってすごいですね!

肉離れを予防するには

最初にあげた原因を逆に考えていけば予防ができる場合があります。

まぁ、、年齢的な衰えは完全には抑えられませんが、、(悲しい、、)

あげてみるとこんな感じです。

  1. 疲労を溜めない(質の良い休養)

  2. 柔軟性の維持

  3. 海前のウォーミングアップで動的ストレッチなどをしっかりやる

  4. 筋肉のバランスを日々気をつける。(日々の暮らし方、姿勢など)

  5. 陸トレーニング継続で筋力や持久力の向上キープ

  6. バランスの良い食事

これらを継続するだけでも大分違ってきます。

怪我をせずにいつまでもサーフィンを続けていきたいですね!


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波待ちラジオでパーソナリティーやってます。

一般社団法人日本身体管理学協会 - 公式サイト (shintaikanri.com)




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