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最近の屋台を見て感じたこと

私は豊橋の祇園祭をFacebookで見ました。子どもの頃から毎年楽しみにしていた祭りです。夏の夜空に打ち上がる花火、浴衣姿の人々、賑やかな音楽と歓声。そして何よりも、屋台の並ぶ通りが大好きでした。

屋台といえば、焼きそばやたこ焼き、わたあめやりんご飴など、定番のメニューが思い浮かびますよね。私もそう思っていました。でも、今年の田原の祭りでは、そんな屋台はほとんど見かけませんでした。代わりに、キッチンカーが屋台と同じようにずらりと並んでいました。

キッチンカーとは、移動式の調理施設を備えた車のことです。最近では、様々な料理を提供するキッチンカーが人気を集めています。昨日の祭りでも、ハンバーガーやタコス、ピザやパスタなど、洋風の食べ物が多く売られていました。また、かき氷も昔ながらのシロップではなく、フルーツやクリームなどをトッピングした今式のものでした。

売る人もおしゃれな若者ばかりでした。彼らは笑顔で接客をしていましたが、私はどこか違和感を感じました。テキヤと呼ばれる屋台業者のおじさんやお兄さんそしておっちゃんらはどこに行ったのでしょうか。彼らは祭りの風景に欠かせない存在だと思っていました。彼らは声を張り上げて客を呼び込んだり、手際よく料理を作ったりしていました。彼らの屋台は決して派手ではありませんでしたが、温かみがありました。

去年行った別の祭りでも同じような光景を見ました。いつの間にか祭りの風景が変わっていたのです。時代の移り変わりだと言えばそれまでですが、私は寂しく感じました。昔ながらの祭りはもう見られないのでしょうか。私は少し懐かしく思い出しました。

#近藤史一

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