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矯正日記①医院探しと精密検査

 私は前歯がちょっと、いや、かなり出ていて、上下の唇の間から常に除いているのと、横から見た時に口元が出ている。いわゆる、出っ歯というやつだ。
 矯正にはずっと興味があったものの、20代の時は高額な費用に手が出ず、結婚してからは、今更見た目をどうこうしてもしょうがないと、割り切っていた。
歯医者が苦手なのもあった。小学生ごろ、親に連れられて行った歯医者で心の準備なしに出っ歯であることや舌癖について指摘されたその医師の言い方に深く傷ついたことがあった。
 とはいいつつもやはり長年のコンプレックスではあって、幼い時には揶揄われて傷ついたこととも多くある。一時期、写真の中で笑うことができなくなって、特に小学校高学年の私は、写真に撮られる時は常に仏頂面だった。
 矯正に踏み切った理由は主に2つある。1つは、四つ下のこれまた出っ歯気味な妹が、矯正によって改善したのを見たこと。もう一つは、最近生まれた赤子とのかけがえのない思い出を写真で振り返るたびに、自分のコンプレックスを思い出すのが嫌だと思ったこと。
かくなる理由で、医院探しを始めたわけである。

重視したのは下記の2点。
①日本矯正歯科学会の臨床指導医のいる矯正専門医院
②0歳児を連れて行ける
矯正歯科を標榜している医院は多数あるが、①に該当する施設は少ないように思う。結果的に医院探しを行うにあたってこの条件を付けたのは正解だった。専門的な知見を持つ医院を効率的に絞り込めたからだ。
近隣に該当の施設は3件あったが、ひとつはターミナル駅に面しており、駐車場費用が嵩むことが想定されたので外すこととした。
従って残る2件(A医院、B医院とする)にて初回相談を行うこととした。

その他、
・矯正期間中に妊娠出産をすることの影響
・前歯をぶつけたことがあることの影響
について確認が必要と考えた。

A医院
・矯正専門医院
・通院に片道1時間
・簡易的な写真撮影、医師の診察。プリントされた写真を見ながら矯正専門医より方針の説明
・抜歯上2本、矯正期間2〜3年
・子連れでの来院可能
・装置が入ってから半年以内に支払い、カード決済可
・初診相談料+基本検査料+分析診断料+矯正基本料金で約70万、診断のたびに処置料3,000円(ブラケットの種類によっては+50,000円)
・矯正中の妊娠・出産可。歯が弱くなるので抜けてしまう人がいる。
・前歯をぶつけたことがあると歯が動かない場合があるのでその場合は前歯を抜歯することがある。

B医院
・矯正専門医
・通院片道15分
・初診は医師が口の中を診察。近い症例の模型を見ながら方針の説明
・抜歯2本、上側にアンカースクリュー
・装置を外すまでに料金支払い
・子連れ来院可
・初診相談料+検査料+診断料+基本料金で約90万、診断のために処置料5,000円
・矯正中の妊娠出産はなんら問題ない。
・ぶつけたことのある歯は動かないこともあるが、治療の中で方針を立てていく。

結果としてはB医院で矯正を行うことに決め、初診のあと、詳細な診断のために1時間かけてレントゲン撮影や歯の型取り、外見の写真撮影等の検査を行った。
B医院に決めた理由は、はっきり言えば通院時間である。A医院、B医院どちらも矯正専門医で矯正の方向性や費用はそれほど変わらなかった。A医院ではクレジットカード決済ができることが魅力だったが、0歳児連れで通院する身としては近ければ近いほど良いと考えた。
また、矯正中の妊娠・出産についてはっきりと「問題ない」と明言してくれたことに安心感があった。
B医院で約1ヶ月半後に詳細な診断結果を聞く約束をし、その日は終了した。

医院探しまとめ
・矯正歯科は基本予約制であり、予約電話から初診まで約1ヶ月かかった。年始に決意した矯正だったが、2医院の初診を終えるまでに約3ヶ月ほど経過していた。
・矯正歯科を標榜する歯科は多いが、臨床指導医が在籍する矯正歯科は少ない。困ったらまず絞る条件にするとよい。

精密検査について
基本的には指示に従い、撮影を行ったのだが、歯全体のレントゲン写真を撮るのが大変だった。(レントゲンは全体のものも撮ったし、歯それぞれのものも撮った)
装置によって耳を固定し、示される赤いレーザーにやったら顔の位置を調整、更に指定の場所を噛んでレントゲン撮影を行うのだが、噛む位置が出っ歯の私にはかなり辛い位置…噛めずに顎を前に出すと顎を引くよう言われ、数回取り直しをした。
それから板のようなものを噛んで個別の歯のレントゲン写真を撮るのだが、奥歯を撮るのがつらかった…。(おえ、となる。)妊娠中やつわり中には絶対無理。(そもそもレントゲンは撮れないのだが)

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