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矯正日記⑨〜大学病院でのイヤな出来事の愚痴垂れ流し〜

少しサボっていた矯正日記。
書けなかったのは大学病院での親知らずのあれこれでイヤな思いをしたからだったのだけど。今後の矯正に影響するらしいから、記憶を掘り起こして書いておく。
愚痴っぽいのはご容赦。

またまたアンカースクリュートラブル

あるとき、舌に刺さるような違和感があった。鏡を見てみると、上顎のアンカースクリューの蓋に着けているクッションがまたまた取れていた。
その数日前に激しい腹痛でダウンしていたが、関係あったのだろうか…。
アンカースクリューはとても小さくて、クッションがないと舌に当たって痛いのだ。
次の受診まで3週間ほど我慢。

先生が口の中を見て…

「まずいですねぇ」と。
いつももくもくと作業をし、端的な説明に終始する先生が、レントゲン写真を写し出した。
「倒れている親知らずが横の歯を圧迫していてまずい状態だけど…」
以前に、4本の親知らずを大学病院で抜くよう紹介状をもらっていたのだ。

実は一度予定を立てていたのに

さかのぼること約半年。実は大学病院の口腔外科を2度受診し、手術の予定を立てていたのだ。子連れ受診は電話予約の時に断られ、子供を夫に見てもらっての受診。
予想はしていたけれどすごい混みようで、初診受付を終えるだけで心が折れた。
担当医は若い男性医師で、親知らず4本を一度で抜くなら全身麻酔で2泊3日の入院。静脈注射?で鎮静なら1泊2日で2本ずつ。赤子がおり授乳中のため後者を選択。別日に詳しい検査と入院説明を受けることとなった。
別日の検査は実母に付き添ってもらった。レントゲンと血液検査と診察。診察では外で泣き叫ぶ赤子の声が聞こえてきて、医師の説明をほとんど聞いていなかった。別室の入院説明は母と子と一緒に受けたのだけれど、赤子をみた担当看護師が「授乳中なの?担当医には言った?コロナがあるから10歳以下の子は面会できない。授乳が終わってから治療するべきなのでは?」と驚いた様子で言った。
私は混乱した。だれも乳児を抱えて入院したいはずがない。矯正医からはなるべく早く抜くように言われているのに、先述の若い医師もこの看護師も、どうも温度感が違う。「赤子がいるのに」「たかが親知らずで入院なんて」という感じがひしひしと伝わる。

もっと驚くべきことは、入院の5日前に、医師から電話があって「症例検討?で全身麻酔でしか抜けないとなった。赤子がいて入院できないなら落ち着いたら抜きましょう」と言われたことだ。
子供の離乳食の作り置きや、乳腺炎対策で搾乳機の購入などを終えた頃の連絡で、まさに晴天の霹靂!
何ヶ月も前から決まっていた物事を、こんな直前にいとも簡単に翻すことがあっていいのだろうか。

これは「赤子がいるのにたかが親知らず抜歯で入院するなんて」という意図で言っていると思わざるを得なかった。
第一、初診でレントゲンを撮ったのに全身麻酔でしか抜けないことはわからなかったのだろうか?予定されていた入院の検査のために少なくない額の医療費を支払っていることはどう考えているのか。
色々言いたいことがあったが、私は務めて冷静に、「何ヶ月も前から決まっていた約束を突然反故にされてものすごい影響が出ている。今後もこういうことをされてしまうのか」と聞いた。その点医師から謝罪はあったが、この大学病院から与えられた衝撃は大きかった。

上記を矯正医にかいつまんで説明してみたのだけれど…

「先生と大学病院の先生では抜歯の重要度の考え方が違うようだ」と言ったところ
「この状態を緊急性がないと判断する歯科医師は通常いない。この先生は自分が知っているこの病院の他の先生とは違うようだ」と。
それを聞かされて…私は…どうすれば…。この人が執刀するのでは…。という言葉がでかかる。主治医に言ってもしょうがないことだ。
とりあえず紹介状をもう一度書いてもらうことに。

調整の方は、いつもどおり針金の交換。アンカンカースクリューのほうは接着剤を強いものに変えてもらった。舌に違和感がないのがとても嬉しい。

結局6月に入院する予定に

その後すぐに大学病院に電話、予約センターでは対応出来ず医師から折り返しが来るとのこと。
「本日中には難しいかも。平日にかけるけど非通知でかけるかもしれないのでご承知おきを」
平日は仕事なのですが折り返しは、どうすれば…という言葉を飲み込む。たぶんこの大学病院ではこれが常識なのだ。外の世界でどう思われるかは関係ない。うーん、しかし殿様商売という言葉がよぎる。
結局その後、例の若い医師と話し、6月に2泊3日で入院することとなった。

しかし8月の入院がなくなってから約半年、この時間を無駄にしてしまったことが悔やまれる。
歯の状態について、同じ歯科医師でもこんなに見解が別れるのはとても勉強になった。
この歯科医師には執刀されたくないのだけれど、それはまた考えよう…。

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