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実行力/真に従業員思いな経営とは

こんにちは。春めいてきましたね。気持ちのいい季節です。繁忙期後にまた事務所見学会をやろうかなと思っているのですが、それにあたっての雑感をメモしておきます。勉強になった、是非うちでもやりたい、とは言われるけど実行してくれない問題についての思うところです。
※実務担当者というよりも責任者クラスへのメッセージです。

相談を受けたときの反応あるある

当社ではクラウド会計の導入や製販分離体制、ペーパーレス化等について積極的に進めているため、同業の方からご相談をいただくことが多々あります。業界がよくなればいいなと思っているので、ご相談頂いた場合には、時間が許す限りノウハウは結構惜しみなくお伝えしています。事務所見学会等も希望されれば受け入れてきました。

しかし、なかなか実行に至らないケースが多いようです。そこでよく聞く声として「自分はやりたいけど、従業員がやってくれない」、「自分はやりたいけど、従業員がやり方を変えるのを嫌がる」、「いいと思うんだけど、一時的に生産性が落ちるので従業員の同意を得にくい」等です。一見すると従業員さんに優しい常識的な反応です。

これって本当に従業員さん思い??

しかし、経営者がやりたい/やらなければいけないと思っているのに実行できない体制って経営としてすごくまずくないですかね。会社の未来のために必要だったら、従業員全員が反対しようが、やり抜く意思決定を経営者はすべきじゃないんでしょうか。

例えば、もし申告納税制度が明日からなくなった場合、もし税務が税理士の独占業務でなくなった場合、事業の大転換をしなければいけません。現状維持では潰れてしまいます。そんなときにも「自分はやりたいけど、従業員が嫌がるから…」と言うのでしょうか。

クラウド会計やペーパーレスの話はそれらに比べればかなり表面的で技術的な話です。その表面的な話さえ実行できなくて、本当に大きく変化しなければいけないときにどう対応するの?というのが個人的にはクエスチョンです。

真に従業員思いな経営とは

もちろん従業員さんの意見を聞くことも重要ですが、経営者として本当にコミットすべきは会社と従業員さんの未来だと思います。時代の変化に負けずに永きにわたって事業を継続して雇用を継続すること、成長して従業員さんの成長機会と昇給機会を提供することこそが真に重要ではないでしょうか。短期的には変えない方が楽で従業員さんも喜ぶかもしれません。しかし、それは長期的にみたときに本当に従業員さん思いと言えるでしょうか。私はそうは思いません。

子育てとも似ているなと感じます。子供がお菓子を食べたがるからといって、お菓子だけ与え続ければ、子供の成長や将来を阻害することになります。それと同じく「短期的には苦しいこともあるかもしれないけれど、会社とあなたの未来のために必要なので変革する」という意思こそが真に従業員思いなのではないかと思います。

また、自社が積極的に変化・成長することでクライアントへもいい影響を与えられると思っています。一般的に保守的と思われている我々会計事務所が積極的に変化していくことで、クライアントへのアドバイスに説得力を与えると思います。我々もよくなって、クライアントにもいい影響を与えられるって最高ですよね。

事務所見学会について

ぽつぽつとご依頼をいただくので業務が落ち着く6~8月あたりにまたやろうかなと思っています。技術的な話だけではなく、組織内にどう落とし込んでいくか等も内容に含めて行こうかなと思っています。ご意見・ご要望あればぜひ教えて下さい。

キャパの問題もあってなかなかできていないのですが例外的に、花城が事務所内への導入支援までハンズオンしたこともありました。そういうサービスも考えたほうがいいのかなと思案中です。

ディスクレイマー

もちろん、「やりたいけど…」という人の中には、あくまでリップサービスで言ってるだけで、本当は魅力的に映らずにやりたくない人も多数いらっしゃると思います。そこは我々の実力不足だと感じています。しっかりと結果を残して力をつけて行きたいと思います。

最後までありがとうございました。

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