小西慎太郎@税理士法人アーリークロス

福岡の税理士法人アーリークロス代表です。九州を代表する会計事務所グループを創るを目標に…

小西慎太郎@税理士法人アーリークロス

福岡の税理士法人アーリークロス代表です。九州を代表する会計事務所グループを創るを目標に日々泥水すすって営業してます。2012年一人で自宅開業、現在グループ約110名(2023年7月)で頑張ってます。福岡、北九州、那覇に拠点があります。社労士法人、ウェブの制作会社もあります。

最近の記事

退職の仕方研修

はじめに 多くの企業が直面しているのにも関わらず、あまり表立って語られることのない「退職」。なんとなく触れてはいけないような感じがしたり、ときには感情的な問題につながってしまったりします。 ただ、アーリークロスとしては、卒業生ともいい関係を継続していきたいと考えています。触れにくい論点ではありますが、あえてのそこのスタンスを明確にしておいたほうがスムーズにいくと思い、先日、社内で共有しました。今後は退職の仕方研修として、入社時研修にも組み込む予定です。 採用活動においても

    • 結局きちんと向き合わないといけないこと

      ご無沙汰してます採用活動等でnote読んでますと言われるたびに胸が痛むので、重い腰をあげて発信も再開していこうと思います。 考えることはたくさんあるが…弊社もお陰様でグループ110名を突破し(通称:110名の壁問題)、今後のさらなる成長に向けて考えることが山ほどあります。どこをどう伸ばすか、拠点をどうするか、これからどこのドメインに入っていくか…。世の中ではChatGPT、AI活用も話題を席巻し、そっちも気になります。なんだか頭がこんがらがりそうです。 しかし、考えまし

      • プロフェッショナルサービスのビジネスモデルと矛盾の克服

        こんにちは。七転八倒しながら当社グループももうじき100名を超える体制となってきました。今後のさらなる成長を考えるために、ビジネスモデルや組織体制の「そもそも論」を考えるタイミングかなと感じています。 書籍紹介そんな中で読んだのが高橋 千枝子『プロフェッショナルサービスのビジネスモデル』です。著者の博士論文がベースとなっているため、先行研究が丁寧に参照されており、こういう分野はこの研究を参照すればいいんだ、というのがとても良くわかりました。サービス工業化モデルや接点重視モデ

        • サービス業としての税理士業(試論)

          ご無沙汰しております。noteを書こう書こうと思いながら、あっという間の3月です。皆様いかがお過ごしでしょうか。 年明けから、サービスの経営学やサービスのマネジメント、サービスのマーケティングという分野が面白く、様々研究しているところです。これらの理屈を会計事務所にあてはめていくと見えてくるものが色々あるなと考えてます。ただ、正直まだ全然固まっていなくて、あくまで試論としてメモ程度から始めていきたいと思います(noteが書く書く詐欺になっているので、とりあえずなんか書こうと

          2021年振り返り

          ご無沙汰しています。2021年も終わってしまいますね!毎年言ってる気がしますが、今年も激動の1年でした。このnoteも毎月書くことを目標としていたはずなのですが、気づけば…。来年はがんばります。簡単にですが大きな出来事を振り返っていきたいと思います。 グルーウェブのグループジョインWEBの制作を行う株式会社グルーウェブにアーリークロスのグループに入ってもらいました。 まったく違う業種だったのでPMIに心配がなくはなかったのですが、西社長とは旧知の仲ということもあり、大きな

          事業計画をつくる意義(作成中)

          ご無沙汰しております。今回は自分の頭の整理のためのメモです。なんのために事業計画をつくるのか?ということについて考えてみたいと思います。 1.PDCAを回すため成り行きにまかせて実行するというのはまずいですよね。やはり目標を立て、実行し、結果を確認し、修正する。これを繰り返していかなければ成長はありません。そのために計画を立てる必要があります。 もちろん目標を立てるための助走期間、情報収集期間というのはあってもいいと思います。その場合でも期間を区切って目標を設定すべきです

          事業計画をつくる意義(作成中)

          育成について

          税理士向けのとあるセミナー講師を依頼されています。依頼事項の中に「育成方法」というのがありましたので、今回は「育成」について考えてみたいと思います。 育成方法を考える前にいろんな育成方法はあると思うのですが、そもそも考えるべきは「どんな人なら育成可能なのか(不可能なのか)」ということだと思います。正直、「世の中のどんな人だろうと育成して一人前にする」ということは普通の企業には不可能だと思います。無限の時間とお金があればできるかもしれませんが、現実的ではありません。どんな人で

          『失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』

          マネーフォワードの辻さんの新著が出た。ご献本いただきありがとうございます。ほんとにいい本です。 辻さん僕が辻さんと初めてお会いしたのは、恐らく6-7年前。博多での税理士向けの講演に辻さんが来られたときだったのではないかと思う。僕の所属は福岡支部だったけれど、当時はまだ珍しかったMFクラウドユーザーだった僕に博多支部の先生が声をかけてくれたのだった。 初めてお会いしたときの印象はいい意味でITスタートアップの社長っぽくないなということだった。人懐っこく気さくで、誰とでも明る

          『失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと』

          実行力/真に従業員思いな経営とは

          こんにちは。春めいてきましたね。気持ちのいい季節です。繁忙期後にまた事務所見学会をやろうかなと思っているのですが、それにあたっての雑感をメモしておきます。勉強になった、是非うちでもやりたい、とは言われるけど実行してくれない問題についての思うところです。 ※実務担当者というよりも責任者クラスへのメッセージです。 相談を受けたときの反応あるある当社ではクラウド会計の導入や製販分離体制、ペーパーレス化等について積極的に進めているため、同業の方からご相談をいただくことが多々あります

          実行力/真に従業員思いな経営とは

          福岡南支店の紹介

          こんにちは。税理士法人アーリークロス小西です。 あまり表立って言っていなかったのですが、2021年1月より、西鉄春日原駅前に福岡南支店を設立しました。トップ画は南支店のミーティングルームの様子です(すいません、ダイソンが写り込んでしまいました…w)。 支店概要税理士法人アーリークロス 福岡南支店(最寄り駅:西鉄春日原) 福岡県春日市春日原北町3丁目58-1 春日原テルミナ401号室 天神に比べると小さなオフィスです。こちらには主に試算表や決算書、申告書の作成を手掛ける財

          税理士法人アーリークロスで働くうえでの諸制度について

          こんにちは。アーリークロス代表の小西です。私のnoteでは過去に当社で働くメリットやオススメできるポイント等をご紹介してきました。これまでのnoteでは、やりがいやキャリアという観点が中心だったため、今回は福利厚生や人事の制度等をご紹介したいと思います(2021年1月時点でのものですので、変更可能性があることはご容赦ください)。 人事関連1.法人なので当たり前ですが、社保完備です。古い個人事務所さんだと未だにないところもあるようですが、うちはちゃんとあります。パートタイムの

          税理士法人アーリークロスで働くうえでの諸制度について

          新年のご挨拶2021

          新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いします。 昨年はコロナ禍により、本当に大変な1年でした。今年は明るいニュースが増えればいいなと思っています。 ただ、税理士法人としては、これほど存在意義を意識する年はなかったのではないかと思っています。融資の案内やサポート、補助金・助成金関係の案内やサポート、資金繰りの見える化等の財務サポート、これらのニーズが非常に高い1年でした。とにかく大変でしたが、非常に感謝してもらえて、やりがいも強い1年でした。 今のと

          税理士法人組織化のメリット

          ※12/6追記 売り切れていたので20部追加しました こんにちは。師走になりましたね。会計事務所はこれから繁忙期です。風邪引かないように頑張っていきましょう。さて、当社もグループで50名を超える規模となってきました。2年前は20名ちょっとだったのでだいぶ風景も様変わりしてきました。今日は規模が大きくなって感じるメリットについて書いていきたいと思います。まだまだ道半ばではありますが、現時点での感想をまとめておきたいと思います。 採用の応募が増加した個人的に一番大きいなと感じ

          有料
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          税理士法人組織化のメリット

          残り11/20

          記帳代行はなくなるのではなく形を変えるだろうというお話

          こんにちは。税理士法人アーリークロス代表の小西です。 今日は記帳代行についての考えを整理しておきたいと考えています。 記帳代行とは、クライアントから預かった資料やデータを基に会計帳簿や試算表を作成する業務のことを言います。記帳代行は長年に渡り、会計事務所の主要な業務の一つです。「AIやクラウド会計でこの記帳代行業務はなくなる」という論調があるようですが、私はそのように考えていません。(大きく)形を変えて生き残るだろうと考えています。そのあたりの理由とその変化に向けて何が必

          記帳代行はなくなるのではなく形を変えるだろうというお話

          (銀行・証券出身者向け)税理士法人への転職のススメ

          こんにちは。税理士法人アーリークロスの小西です。 当社では業務拡大に伴い、採用を継続的に行っています。会計事務所経験者はもちろん、異業種出身の方の採用も行っています。 なかでも銀行や証券会社出身の人とは相性がいいようで複数名ご入社頂いております。そこで、なぜこういった業界出身の方が当社と相性がいいかを解説しておきたいと思います。こちらの記事をきっかけに、当社への転職を選択肢にいれてもらえたら幸いです。 1.業務知識が活かせる&キャリアパスが広がる当社では会計・税務だけで

          (銀行・証券出身者向け)税理士法人への転職のススメ

          『企業化する士業と、勝者のメンタリティ』の感想と「組織の崩壊」について

          たまには本の紹介をしたいと思います。今日紹介するのは、日本最大級の社労士法人グループであるSATOグループの代表で、関連会社を2社上場させた佐藤良雄さんのインタビュー本です。 タイトルの通り、士業を企業化するという観点で佐藤代表が歩んできた経緯や考えられていることがまとめてあります。税理士もそうですが、士業が企業化し始めたのは最近のことです。その先駆者の一人である佐藤代表の考えや経験が知れるというのは非常に有意義です。千人以上の士業グループを作った人は日本に数人しかいないの

          『企業化する士業と、勝者のメンタリティ』の感想と「組織の崩壊」について