自分が誰よりも魅力的に演じられる役を選ぶ 《転職の最終兵器》

転職活動が進行して、面接を受ける機会が多くなってきたため、1冊ぐらいノウハウ本も読んでおくか! と思って手にとったのがこの本

真っ黒な背景に、シルバーの太文字でデカデカと「転職の最終兵器」と書かれており、異様な雰囲気を醸し出しています。

しかし、読んでみてびっくり。面接では〇〇〇すべし! のような言葉が並んでいるハウツー本ではなく、市場価値がないと悩む主人公の転職成功物語でした。ストーリー形式で、さくさく話が進んでいきます。

その中で、とても心に残った言葉がこちらです。

転職というのは、自分が演じるべき『役』は何なのか?
自分が輝ける『舞台』はどこにあるのか?
それを選ぶイベントなんだよ。

そして、その時の考え方は『自分がやりたい役』で「自分が立ちたい舞台』に立つんじゃない。それじゃあ、ただのジャイアン・リサイタルだ。

そうじゃなくて、『自分が誰よりも魅力的に演じられる役』で、「自分が本当に輝ける舞台』に立つんだ。

安斎響市『転職の最終兵器』かんき出版

最後の一文がすごいですよね。自分がその企業に転職する必然性を考えろ! というメッセージに私は聞こえました。

私がその企業に入社したら、どんなことをもたらすことができるのか、それは企業にとって、お客様にとって、どんなメリットがあるのか。そこまで考えてみようと思います。

そして、この本の後半には、タイトルの通り「転職の最終兵器」が出てきます。下記に当てはまる方は、めちゃくちゃ強力な武器になること間違いなしです!

  • 職務経歴書に書ける実績がなくて困っている

  • 一次面接で落ちてしまい、次の選考に進めない

  • 自分には市場価値やこれといった強みがない

  • 転職活動をしているがとても辛い

  • 20〜30代の方

気になる最終兵器の内容ですが、これはぜひ本を読んでみてください! というのも、おそらく自分で本を読んでみるぐらいの方じゃないと、最終兵器を使いこなせないからです。

ある程度キャリアを重ねた方、例えばマネージャーなど管理職の方は、読んでも参考にならないと思います。なぜなら、ある程度そのことを知っていて当たり前のことだから……!

興味がある方はぜひこちらから。
見た目はいかついですが、内容はとても優しい本です(笑)

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