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替歌

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替歌です
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リバーサイド ヒューマン

何も知らない人等が化けた時
誰も角立て見知らぬ振りをする
若い人等は無情に成れるから
狭い範囲に拘り穴を掘る

生きてる内に何度もポカをして
言い訳を重ねて行き上手く成り
辻褄合わせ神経擦り減らし
だけど人等は限度も解らない

人等はリバーサイド
覗いてリバーサイド
滑ってリバーサイド
溺る リバーサイド

チェックメイトの人等は行き過ぎて
人の心は知らぬ間に無くなる
洒落た人等の何かは抜けており

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リバーシブル・リヴァース (何かの逆)

此の世の何かで惑う虚ろな人等は
絶え間ぬ慾苛まれ心掻き毟る

果ては三途川
越すに越されなや

上れど上れど果て無く 何処へも着かぬ
無上の無情に堕ちちゃって 末期迄戯れ

僕は誰哉(お前は)
本当の僕は何処(そんなじゃ)
繕う自分(ないだろ)
演るは遣らずもがな

己で絞めるの(何の為)
人とは所詮無性(解らぬか)
何を見て居るの(定まらぬ)
何も見て無いの(己しか)
(流るるよ三途川
流るるよ

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人の生く岸

向こうの岸は彼の岸辺
独り或る日思った
彼処へ往く事さえ出来るの成らば屹度
静かに此処を見れる

此処はもう儘に為らないと
誰かの叫びを聞いた
皆が何時か人では無くなってしまうと
何故だかそんな気がした

ビードロ細工の人等は
壊れ易いと解らない儘
遣りたいなら遣れば良いと思って
昨日の行いが今日の悲しみを運んで
遣り直す事も 出来無いのに只繰り返す

此方の岸は生く岸辺
私は渡り始めた

此方の

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