大学生の時にスポーツジムでアルバイトをしていた。
ジムに通うお客さん、熱心な人もたくさんいたけど、
この感覚の人も結構いた。
「入会はしたけど、ちょっと痩せてからジムに通おうと思って。」
「ジムはまだ恥ずかしいからしばらくは
プールだけ通うことにするよ。」

はて。痩せたいからジムに入ったんじゃ？
何しにジムへ？

でもこういう感覚ってジムだけに限らず
何かに挑戦しようとするときに現れやすいのかな。

もっと自分を磨いてから、スキルを上げてから、勉強してから。

整えてから挑戦する。
私もどちらかというとそういうタイプかもしれない。
いろんなことに挑戦したいけど、まずはちゃんと調べてから、
もう少し勉強してから本題に入ろう。慎重派寄りの行動的タイプ。

でも挑戦したい時がその時で。
やりたい時に思い切ってやらないとせっかく芽生えたやる気が
消え失せてしまう。整えてる暇なんてない。今やらないと！

それらはもしかすると言い訳なのかもしれない。
挑戦することが怖い、不安、自信がない。
整えようとすることでその気持ちを紛らわしているだけなのかもしれない。

実は今月からオンライン英会話レッスンを始動した。
まだプレオープンで数名の方にモニターという形で受けてもらっている。
指導するなんて偉そうな立場ではないが、とにかく英語で伝える楽しさとか異文化を知る面白さとかをとにかく伝えて楽しんでもらいたい。そういう気持ちで始めた。私自身英語に関してまだまだ知らないことだらけでレッスンを始める前はもっと英語を勉強しないと、人に教えるとは何か、とか色々考えていた。調べすぎて、考えすぎて、だんだん不安になっていた。
だけど、とにかくやってみることにした。
整えることも大切だけど、もう行動しよう。と。

レッスンを始めてみて、面白かった。楽しかった。
整えている時よりもはるかに気付きや学びがあった。
そして何より生徒さんの『楽しかった』の声に感動した。
これはやってみないとわからなかった。

一歩を踏み出して良かったんだ。
まだまだ試行錯誤の中で私の挑戦は続いている。
動きながら整える。

これが挑戦するにあたって大事なことだと気づいた。
やろうと思った時がその時なのだ。

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