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瞑想のリスク(副作用、危険性)

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瞑想、密教に関するリスクについて
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マガジン:瞑想のリスク

「瞑想する人」noteのマガジン「瞑想のリスク」には、瞑想に関連するリスクについてのnoteが含まれています。 瞑想によって心身の不調など何らかの副作用が生じるというのは、まれなことであり、それほど気にする必要はないのではと考えていたことがありました。 しかし現在では、私自身の体験と思索によって、関連するリスクをより慎重に評価するようになりました。 基本的には短時間のホドホドの瞑想の場合には安全なものであろうと考えています。 心身の休息、リフレッシュ、健康に良いものだと

生命エネルギーと生命欲動?チャクラ、ヨガ、瞑想、クンダリニー症候群、、、

クンダリニーなど生命エネルギーについて、つれづれなるままにそこはかとなく、結論もなくまとまりのない思索。 BGMはとくに意味ないけど金剛薩埵 ヴァジュラサットヴァ(Vajrasattva)のマントラ そもそも人体の神経生理システムに基礎がなければならないはず 人間にはクンダリニーなど生命エネルギーの活動、体験があるのなら、それを可能にする人体の神経生理システムがなければならないはず。  たとえ人間の本質は物質を超えた超越的霊的な実体であろうとも、この物理的な世界で物質的

心の浄化について

BGM:バッハ BWV1 Chorale Wie bin ich doch so herzlich froh 前回のnoteで、顕教を重視する理由の一つに「自浄其意、心の浄化」をあげました。 では心の浄化とはどのようなもののことだと考えればよいのでしょうか? 「善」と「悪」金剛大乗(金剛荘厳)においては、心の浄化は主に顕教の実践によってなされるものだとします。 「悪」を避け「善」を行うことによってなされるものだとします。 では善とは何であり、悪とは何なのでしょうか?

オウム「タントラ ヴァジラヤーナの救済」

オウム真理教事件 神秘体験の弊害についてのnoteです。 今回は書籍  広瀬 健一 著『悔悟 オウム真理教元信徒・広瀬健一の手記』を参考にして補足します。 加古隆『パリは燃えているか 』 引用・参考文献 ※ ※  広瀬 健一 『悔悟 オウム真理教元信徒・広瀬健一の手記』高村 薫 監修 朝日新聞出版編 2019 広瀬健一・・・オウム幹部。地下鉄サリン事件、教団武装化などに関与。2018年に死刑執行。 オウムとグノーシスと神秘体験 noteで、オウム教団はグノーシス主

「神秘体験の弊害」のnote記事に関して

前回のnote 「神秘体験の弊害」のnoteの概要と「教訓」 「霊性」や「意識」の探求といった目的を持つ人であれ、明確な目的を持たない人であれ、意識変容・神秘体験をともなうような特殊なヨガや瞑想、密教、生命エネルギーの実践、神経科学的な方法、それに、サイケデリクスなどへの関心を示す人が増えているように感じられます。 人類には自らの意識の内に向かおうとする衝動があるのかもしれません。 このような中にあって神秘体験の弊害にも目を向けるのは、価値あることだと思います。  私

「グノーシス主義」と神秘体験(宗教的体験) ―― その問題について

 精神世界、スピリチュアルをやっている人の中には、神秘体験(宗教的体験)に憧れを抱くような人も多いのではないでしょうか?  米欧文明社会においても、マインドフルネス、瞑想、東洋の宗教・思想・実践が流行したり、本格的な瞑想リトリートやサイケデリクスに関心を持つ人があらわれたり、神経科学的アプローチが用いられたりしてます。 科学文明の世にあって奇妙なことに、神秘体験、内的体験への親和性が高まっているのかもしれません。  さて私の考えとしては神秘体験は闇、深い闇もあるので注意

『魔境』の話② 霊性を求める

 さて“『魔境』の話① 瞑想・ヨガ・生命エネルギーの実践における魔境” では、魔境(副作用)といったものがあるとして、それについて触れました。 今回は魔境を避けるための指針についてです。 関係ないけどバッハ。教会カンタータ BWV 21の最後の合唱(参考:ヨハネの黙示録5章12-14)の「Lob und Ehre und Preis und Gewalt sei unserm Gott von Ewigkeit zu Ewigkeit. Amen Alleluja!」の部分

『魔境』の話① 瞑想・ヨガ・生命エネルギーの実践における魔境

 今回は瞑想などの副作用に関するnoteです。 これについては現時点ではまだまだ中途半端で未熟なので、さらなる思索のためにも備忘録として記録しておきます。 副作用に関しては以前から触れてきました。↓↓ 関連マガジン:瞑想のリスク(副作用、危険性) 副作用(魔境)は本当にあるのか?注意すべきなのか?今では瞑想、マインドフルネス瞑想が広く関心を持たれるようになっています。 ヨガ教室やフィットネスクラブ、ジムなどでも瞑想専門コースが設けられることもあるようです。 このように

【大光明マンダラ】内なる意識・霊性(スピリチュアリティ)の探究の方向性

この瞑想する人noteでは「内なる意識(霊性)」の探究を謳っています。 まだまだ思索が全くもって不十分なのですが、今後の方向性について。 長文です。引用部分含めて13000文字超え、、、、。 とりあえず、今回のnoteで言いたいことは、 、ということです。 探究が良いものでありますように。 智慧と慈悲がありますように。 探究にはそもそも意味があるのか?そもそも「内なる意識  霊性」なんてものは実体としてあるのでしょうか?その探究には何か意味があるのでしょうか? そ

【密教】愛他性に関する勧告

マニアックな実践もしくは密教に関心のある人向けのnote記事。 Abstract  この瞑想する人noteの密教に該当するものを実践する人は、きっと多くはないと思われます。 少ない実践の代表的なのはおそらく高藤聡一郎氏の仙道だと思われます。  密教のようなマニアックな方法を実践する人は、特に愛他性(利他心、四無量心、慈悲、、、)を重大事項として取り組むべきであると強くすすめます。 これは思いつき(インスピレーション)によるものであるため、思索が不十分であり根拠を提示でき

瞑想と「タマス」、太陽と月の気道

瞑想には「 タマス 」の要素があると表現できるかもしれません。 インド、ヨガの思想・哲学、アーユルヴェーダ で説かれている3グナ、サトヴァ、ラジャス、タマスの内の1つです。 タマスは暗性、鈍性、翳質(えいしつ 翳=覆い隠す)などと説明されます。また休息、睡眠を意味するともされます。 note.com内検索でも他のクリエイターさんによる分かりやすい説明が多く見つかります。 タマシックな影響と瞑想のリスク歩く瞑想があったり、ダンスを取り入れたような瞑想を提唱する人もいますが

【注意喚起】瞑想の危険性について。顕教と密教の統合――「大印契」の提唱

瞑想の危険性(副作用、リスク)については界隈では様々な見解、注意があります。 この瞑想する人noteでは今までは、危険性に関連する事態というのは稀なことであると考えていたので強調してきませんでした。 マニアックな実践は別として「基本的には瞑想は安全で良いものである」という考え、方針でした。 しかし私の考えは甘かったようです。 今回「瞑想の副作用かも① 」、「瞑想の副作用かも② 」のnoteにあるように悪夢障害と精神状態の悪化を体験をしてから、この考え、方針を修正すること

瞑想の副作用かも② 「悪夢障害」が急激に改善。「心の浄化」は大切かもしれないと思った件。

「悪夢障害」のせいで精神状態が一気に悪化したのですが、そこから急激に回復した話です。 前回↓↓からの続きです。 憑依されたかもと思った、、、笑 今現在では瞑想は社会的にも認知され、科学的な研究も行われています。 しかしもともとは宗教を含めた精神世界系の実践だと捉えられていたと思われます。 そして精神世界系の人というのは頭のネジがおかしな人が多くて、おかしなことをしょっちゅう言っているわけです(私も今では十分に変なことを言う精神世界系の人なわけですが)。 「神仏の加護を祈

瞑想の副作用かも① 「悪夢障害」??

思索が不十分であり、宗教やスピ系っぽいところが強いのでnoteにしようか随分迷ったのですが、一部の人には必要な情報かもしれないと思い、急ぎ投稿します。 実は短期間なのですが、少し前まで「悪夢障害」でした。 またごく短い日数だけなのですが、うつ不安の再発を身構えるほど精神状態が悪化しました。 そしてこれらの体験が私の場合には、瞑想の実践に関係しているのではないかと考えています。(インスピレーションはあったのですが、ハッキリとは分からないです。思索中) 悪夢の増加 今現在の