「こんなことではダメ。もっとがんばらなくては」
そう自分を叱咤してきたことが、あなたにも私にも
これまでどれだけあったでしょう。
　私たち人間には理想を追い求める性質が備わっており、
それが人類を発展させてきたこともまた事実です。
ひたすら満足していては、向上することはできまｓねん。
だから、ときには
「こんなことではダメだ、もっとがんばれ」と
自分に言うことも必要なのです。
　ただし条件があります。
自分を否定し、卑下するマイナスの想いから発するのではなく、
全面的に自分を受け入れたうえで言葉を発するのです。
　両者は似て非なるものです。ここもまた、ほんの少し
矢印の角度を調整するだけでまったく異なる現象をもたらします。
ありのままの自分を受容したうえでなら、
たとえ言葉は「ダメ」だったとしても、そこに含まれているのは
「あなたの可能性はこんあものではないよ。安心して持てる力を発揮して大丈夫」という、
自分に対する励ましであり信頼です。
根底に自己肯定感があると、こんなにも違ってくるのです。