ある日の懐かしい光景
現実と夢のあいだで。
まず感じるのは、甘酸っぱい味、香り。
フルーツで、ベリーとりんごのあいだのようなしゃりしゃりしていてとても甘くて、
香りが周囲に満ちるほどかぐわしい果物。
それが木にたくさんなっている場所。
その果物の木はたくさんあり、ずらーっと横一列に畑に沿って植えられている。
次に色。金色なのは、夕方の太陽の光か、麦畑か稲穂の金色か。
一面金色で、「星の王子様」のキツネのシーンのよう。麦畑が金色に揺れている・・・・
段々畑を、一番高いところに座って見下ろしている。
金色の段々畑。広い田園風景で、なだらかな丘で、一番高いところに沿って甘い香りの果樹が
植えられている。そこに座っていると、風に乗ってその甘い香りが漂ってくる。
私はこどものようで、こどもでなくて。
とても穏やかで落ち着いていて、心から安心している。
日常に不安要素がなくて、居心地の良いベッドのように私を包み込んで・・・・
あたりまえのようにその中にすっぽり私は存在している。
この安心感が明日も明後日もずっとつづくとわかっている。
懐かしくて・・・・あったかい。
何かに強く守られている感覚。永遠の安心感。濃い安心感。甘い香り・・・・
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