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戸谷成雄 彫刻

埼玉県立近代美術館に行ってきました。
彫刻という概念を捉え直して構築したという日本を代表する彫刻家。

恥ずかしながら、私は初めて作品を目の当たりにしました。

抽象彫刻というのでしょうか。
具象の部分もあるというか。融合している感じ。

《森Ⅸ》
《森の象の窯の死》

何とも言えない表現し難い感じ。でも自然と対峙しているというか、人間と対峙しているというか、不思議な感覚になれる空間でした。
今まで体験したことのない作品群です。

概念的なことを正確に言うつもりはないですが、
彫刻の歴史や思想的部分をもっと理解してから鑑賞する方が、より味わえる作品だと思いました。

そんなことを理解していない私には、異国の地で食べたことのない料理を口にした時の、なんとも言い表せない感じ、でも嫌いではない。

ただ心の芯には残るようなそんな作品が展示されていました。

《POMPEII‥79 Part1》

戸谷成雄 彫刻
2023.2.25 [土] - 5.14 [日]
作家プロフィール

戸谷成雄(とや・しげお)
1947年、長野県上水内郡小川村生まれ。1975年、愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻修了。初個展「POMPEII‥79」(1974年)以降、同時代の美術潮流のなかで解体されていった「彫刻」というジャンルの再構築を試み、その根源的な成り立ちや構造を問う作品を発表する。1984年より制作をはじめた「森」シリーズによって高い評価を得る。主な個展に、「視線の森」(広島市現代美術館、1995年)、「戸谷成雄 森の襞の行方」(愛知県美術館、2003年)、「戸谷成雄 洞穴の記憶」(ヴァンジ彫刻庭園美術館)、「戸谷成雄―現れる彫刻」(2016年、武蔵野美術大学 美術館・博物館)など。ヴェネチア・ビエンナーレ(1988年)、光州ビエンナーレ(2000年/アジア賞受賞)をはじめ多くの国際展に参加。2009年、紫綬褒章受章。武蔵野美術大学彫刻科名誉教授。

-埼玉県立近代美術館HPより引用-

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