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レシピ本を買ったのでアフリカ料理に挑戦

これはmohikanzアドベントカレンダー~cooking編~の12/14の記事です。
昨日のカルボナーラ美味しそうでしたね……食べたい……

私とヤギのシチューとフフ

グローバルフェスタ、というイベントがあります。
日本最大級の国際協力イベント、と銘打たれたこのイベントはNGO、NPOの他、フェアトレードの企業、各国の大使館などが一堂に会する国際色豊かなものです。諸外国の雑貨や食材、料理やお酒が楽しめます。
その日ブースのお手伝いをしていた私は昼休憩でなんとなく目に留まったアフリカのシチューなるものを購入。そこにはなんだかはんぺんっぽいふわふわしたものも入っていました。これがフフ。そしてこれがなんとも言えず美味しい。シチューもスパイシーでお肉がちょっと獣感あってビールに合う。ぐびぐび。
そしてそのあと別の休憩時間に各ブースをうろうろしていたらアフリカ料理のレシピ本が……!フフのレシピも載ってるし、これは買うしかないと思って衝動買いしたのでした。
そんなわけで今回はレシピ本の中からエチオピア料理「ドロワット」を作ります。唯一の問題はそのドロワットを食べたことがないことです。

ベルバレを作る

ベルバレとは何ぞや。
エチオピア料理の基本香辛料だそうです。家庭の味なので、使用するスパイスも様々とのこと。今回は(その他の組み合わせを知る由もないので)レシピ本に乗っていたベルバレレシピに従います。
隠し持っている私のGABANコレクションが火を噴くぞーばりばり

じゃーん。
使用したのはレッドペッパー、コリアンダーパウダー、クローブパウダー、カルダモンパウダー、ナツメグパウダー、オールスパイス、ブラックペッパー、シナモン、ジンジャーパウダー、クミンパウダー、パプリカパウダー、そして私の個人的な香りの好みにより家庭によっては使われるらしいタイムパウダーを追加。

フライパンで軽く炒ります。
うっ、めっちゃいい匂いするぅ……!

ドロワットを作る下準備

ゆで卵を人数分茹でておきます。
その後、皮をむいて置いていておきましょう。

野菜の下準備です。

・玉ねぎ(大)を3個
・ニンニクを3片
・ショウガをひとかけ

全部みじん切りにします。
余談ですが、私はみじん切りがあんまり得意ではない上、つい「めんどくさいな」って思ってしまうため、1個目のみじん切りと3個目のみじん切りでは作業の丁寧さに極端な差が生じました。みじん切りのサイズや形を見ると段々不揃いになっていく様子がよくわかります。
という訳で呪文を唱えましょう。「食べたら同じ」
反面、しょうがはみじん切りをさぼるとウッカリ大きい欠片を噛みしめ、「かっ、辛い……!」となるので比較的丁寧にやり続けました(当社比)。

ドロワットの調理開始

お鍋にバターかマーガリンかサラダ油を投入し、あったまったところに玉ねぎのみじん切りを追加します。(今回はバターを使いました)

うーん、いい匂い。
玉ねぎを炒めている時の香りってなんであんなに幸福感あるんでしょう。しあわせ。
ところで、ここら辺からレシピ本の順序をやや無視し始めます。
レシピ本には追加のあれこれは「玉ねぎがきつね色になったら」と書いてありましたが、玉ねぎがきれいに透き通ってきてきれいだし、いい匂いするし、待ちきれない!入れちゃえ!
堪え性のない私が投入したのは
・ベルバレ大さじ1
・トマトペースト大さじ2
・みじん切りにしたショウガとニンニク

そうしてもうしばらく炒めます。目安としては玉ねぎから出た水分が大体飛ぶくらい。大体煮詰まってきたかなー?というところで
・赤ワイン200ml
を追加投入。ワインの香りがスパイスの香りに混ざって食欲をそそる感じに。

残りの水はお肉が煮えた後に追加するらしいのですが、お肉を煮られるだけの水分量がなさそうだったので、ここで入れてしまいます。
・水600ml
そして沸騰してきたら
・手羽元500g
をお鍋に投入。

おお~。ぽいぽい。(注:現物を食べたことも見たこともない)
そしてお肉がやわらかくなるまでぐつぐつぐつ。
40分ほど煮たところでゆで卵の登場です。味をしみこませるため、白身部分に切れ込みを入れたものをお鍋に追加。

味がしみこんだと思ったところで出来上がりです。

ウガリ(っぽいもの)を作る

ウガリはアフリカ諸国の主食です。日本でいうお米的な位置づけ。
本当はフフを作りたかったのですが、キャッサバ粉が見つからず……おのれ、まだ生きておったのかタピオカブーム……!(タピオカブームの影響かどうかは不明です)
ウガリも本当はウガリ粉なる専用のものがあるようですが、ネット上でコーンミールを使ったレシピを見かけたのでチャレンジ。

材料は
・コーンミール100g
・片栗粉大さじ3
・水200cc(水の代わりにココナッツミルクでもいいらしい)

深めのフライパンに水を入れて、沸騰したらコーンミールと片栗粉を入れます。
そして木べらでひたすら練る!練る!練る!
これが結構な重労働。ウガリの粘度が高い。団子状になるまでねりねりねりねり……。

食べてみよう

というわけで、これでいいのか悪いのか、誰も知らないドロワットとウガリのセットができました。
ドロワットの方はベルバレのレッドペッパーが効いているのか、そこそこ辛め。でもそれを上回って玉ねぎが甘い。美味しい。
シチューっていうより、風味としてはカレーが近い……?
それと合わせてウガリをぱくり。
これもアリ。スパイスの攻撃力をいい具合にほんのりとしたトウモロコシの甘みが和らげてくれる。
しかしなんだろう……既視感がある噛み応えというか食感というか…トウモロコシの香りを無視すると何かに似ている……。
これは……、すいとん……?
あとコーンミールを使ったので若干粒がざらつくのが気になった。普通にモチモチ感を求めるのであればコーンフラワーの方がよかったかも?

レシピ本紹介

この記事を書くのに参考にした本は『62の有名なアフリカンレシピ&物語』です。今回のような主食系以外にもアフリカのジュースやスナック、スープやお菓子などジャンルも様々。
外国の料理に興味がある方はぜひどうぞ。

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