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あ、東京に住みたいって思った曲

大学時代、自意識過剰の塊の塊のような生活をしていた自分は
「自分は何か特別な存在だ」と、トム・ヨークみたいなことを思いながら、
いつも世の中をナナメに見ていました。
王道というのが大嫌いでマニアックなことばかりに傾倒していました。
アパートで一人、夜、
テレビを見ていましたら
当時「ゾ」というサブカルチャーメインの
地方番組が放送されていまして
最後にお勧めのMVが流れるのがお決まりでした。
そこで知ったのがフィッシュマンズの「WALKING IN THE RHYTHM」
佐藤伸治の存在感とゆったりとした厭世観。
何か終末感漂う粒子の荒い画像。
中毒性のあるダブサウンドに一発KOされ、「宇宙 日本 世田谷」の
アルバムを即購入。
東京はマジでかっけー。
住みてー。
そんな曲でした。
数年後、北区田端のアパートで一人、
佐藤伸治の詩集を読み漁ることになります。
その中で一番好きな一節があります。

「君の瞳はダイヤモンドさ  嘘だけどね」



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